ユルゲン・クロップ監督とは厚い信頼で結ばれていた22歳MFハーヴェイ・エリオットだが、アルネ・スロット体制において、キャリアの難しさに直面している。プレミアリーグ制覇以前に、国内リーグで先発出場はなく、試合に出たとしても多くの試合が途中からの投入で、プレー時間は伸びなかった。
ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズのように運動量と走力を兼ね備えた攻撃的ミッドフィルダーを好むオランダ人指揮官のチームでの序列は下がった。ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツやオランダ代表MFシャビ・シモンズに関心を示す中、エリオットの去就には暗雲が立ち込めている。
独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者によれば、イングランドU-21代表MFのリバプール退団は十分にあり得る未来で、水面下では話し合いが続いているようだ。また、所属クラブは納得のいく金額でのオファーがあれば、売却を容認する構えを見せているとも付け加えた。
「ハーヴェイ・エリオットの退団はあり得る。多くの興味深い問い合わせがあり、交渉は続いている。」
「適切なオファーがあれば、リバプールは彼の邪魔はしないだろう。契約は2027年まで。」
「今シーズンはここまで全コンペティションで5ゴール3アシスト。」
🚨🔴 A departure of Harvey #Elliott is possible. There are many interesting enquiries, and talks are ongoing.
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) May 22, 2025
Liverpool would not stand in his way if a suitable offer comes in. His contract runs until 2027. #LFC
5 goals and 3 assists across all competitions so far this season.… pic.twitter.com/taPOrip03B
ソボスライやジョーンズはピッチの幅広いエリアをカバーする一方で、決して身長も高くないエリオットは守備で戻れない、もしくはドリブルで剥がされるシーンもあって、スロット監督にとっては水準に達していないとの認識なのかもしれない。
はたして、フラムで頭角を現し、長らくリバプールのトップチームでも活躍してきた22歳のミッドフィルダーは新たな旅に歩みを進めるのだろうか…?
