イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがリバプール退団を決断し、北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーとレギュラー争いができるサイドバックを求めた同クラブは、バイエル・レバークーゼンからオランダ代表DFジェレミー・フリンポン確保を内定させている。
ところが、リバプールはさらなる右サイドバックの強化を狙っている。スペイン紙『Marca』によると、マージーサイドのクラブはアトレティコ・マドリードに所属する27歳DFナウエル・モリーナに関心を示しているようだ。
現在27歳のナウエル・モリーナは、2022/23シーズンからアトレティコ・マドリードでプレーし、ディエゴ・シメオネ監督の下で主力に定着。アルゼンチン代表としてワールドカップとコパ・アメリカの2冠に輝いた経験を持ち、世界的なビッグマッチでも安定したパフォーマンスを披露してきた
今季の出場記録は公式戦43試合1ゴール3アシスト。トレント・アレクサンダー=アーノルドの43試合4ゴール8アシストと比較すると攻撃面でのインパクトは控えめだが、その守備力とスピードには定評がある。
局面での読みの鋭さや、ハイプレスをかいくぐった後のカバーリング能力はスペイン国内でも高く評価されており、プレミアリーグでも十分に通用するだろうと見られている。守備面でのレベルアップは確実で、ブラッドリーやフリンポンの控えには打ってつけの人材と言える。
ただし、リバプールだけが関心を持っているわけではない。イタリアからはナポリ、ユベントス、ローマが関心を示し、さらにプレミアリーグのニューカッスルもアルゼンチン代表のサイドバックを狙っており、同選手を巡る獲得レースが激化するかもしれない。
リバプールがオランダ代表のディフェンダーに加えて、右サイドバックのさらなる戦力アップを狙うとは思えないが、はたして…?
