現実味のない移籍話かと思われたが、急激に現実味を帯びてきたのが、バイエル・レバークーゼンの天才MFフロリアン・ヴィルツの獲得。シャビ・アロンソ監督とともに、ブンデスリーガ制覇を経験し、ヨーロッパリーグにおいて決勝進出の立役者にもなった。
スペイン人指揮官とともに、今シーズン限りでの移籍が濃厚と言われた同選手に対しては、レアル・マドリードやマンチェスター・シティなどが噂に挙がり、一時はバイエルン・ミュンヘン行きの可能性が高まっていた。
そこに飛び込んだのが、リバプール。巨額の移籍金と引き換えに、ドイツの至宝をアンフィールドに連れてくるために交渉に臨んでいる。そして、その金額を下げるためにも、選手を差し出すことも含めて話し合いを実施しているそうだ。
イギリス紙『The Daily Star』によると、レバークーゼンはゴールキーパーやセンターバック、ストライカーを求めており、リバプールはクィービーン・ケレハーやジョー・ゴメス、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタ、カーティス・ジョーンズ、ハーヴェイ・エリオットにブンデスリーガ行きの可能性が生じている。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、リバプールが総額1億ユーロを超える初回のオファーを提示したと伝えている。また、マージーサイドのクラブはできる限り早く取引をまとめたいと考えている。
クィービーン・ケレハーに対しては、プレミアリーグから複数の関心が報じられており、ダルウィン・ヌニェスやディオゴ・ジョッタ、ハーヴェイ・エリオットにも移籍の噂が絶えない。ジョー・ゴメスやカーティス・ジョーンズにはそこまで噂が出回っているわけではないが、今後の補強次第では退団もあり得ない話ではない。
はたして、リバプールは余剰戦力を織り交ぜて、ヴィルツの要求金額を下げることに成功するのだろうか…?
