リバプールのアカデミーで育ち、ユルゲン・クロップ監督の厚い信頼のもと、昨シーズンにはトップチームで台頭した22歳DFジャレル・クアンサー。アルネ・スロット監督に代わってからは、フィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテとのレギュラー争いから遠のいた。
右サイドバックでも起用されるなど全幅の信頼を置いているわけではなく、チーム内での序列もあって、今季限りでリバプール退団も噂されてきた。ニューカッスル・ユナイテッドなど移籍先の候補として報じられる中、長年スカウトを務めた経験を持つミック・ブラウン氏は来季カンファレンスリーグに臨むノッティンガム・フォレストも関心を示していると主張した。
「ノッティンガム・フォレストがクアンサーに興味を持っているチームのひとつだ。移籍かレンタルかは別として、彼らは獲得を望んでいる。」
「聞くところによると、リバプールと監督は彼をレンタル移籍させることを望んでいる。そしてレンタル移籍はまさに彼に必要なことだ。」
「フォレストでは、彼はステップアップしなければならない。彼らはヨーロッパでの戦いに備えてチームを強化したいと考えており、レーダーにかかっている。」
Football Insider
高身長ながらも足元のテクニックも確かなものを持つ現代的なセンターバックとして将来が期待されう。しかしながら、ディフェンス時の判断などが甘く簡単に抜かれるシーンも目立ち、昨シーズンに比べると不安定なパフォーマンスに終始している。
アンフィールドではここまで58試合で3ゴール3アシストを挙げてきたが、新たなセンターバック補強も報じられる中、さらに序列が低下する恐れもある。
はたして、22歳の若きディフェンダーは新たな活躍の場を求めるのか、もしくは他のクラブに完全移籍ないし、ローンでの移籍を決断するのだろうか…?
