ノヴォ・アンブルゴに生まれたブラジル代表GKアリソン・ベッカーは、2018年の夏にリバプールの門を叩いた。以来、絶対的な守護神としてゴールマウスを守るだけではなく、最後尾からのロングフィードやパスでチームの組み立てにも参加し、幾度となくモハメド・サラーにアシストも供給してきた。
いまや世界でも指折りなモダンGKとしての地位を手にした32歳のベテランGKは今季、コロナ期間の優勝では味わえなかったサポーターたちとのプレミアリーグ制覇を経験。ホーム最終戦では満員のアンフィールドで、大勢のファンとともに優勝を噛み締めた。
その後、リバプールの街で優勝パレードも実施。選手たちはバスの上に乗って、街を練り歩いた。歓喜のサポーターたちと喜びを分かち合ったブラジル人GKは、チームメイトやリバプールという街、いつも応援してくれるサポーターとのつながりが特別感を演出してくれると主張した。
「僕らは成し遂げたんだ。」
「信じられないよ。自分たちがここにいること、自分たちがチャンピオンであることが信じられない。」
「何年も、惜しいところまで行ったり、そうでないときもあった。このタイトルを獲得するのはとても難しい。でも、今シーズン優勝することができたし、このような機会に祝うことができるのは素晴らしいことだ。」
「正直なところ、4週間も祝うのは長いし、もうそんなエネルギーはない!ただ、この瞬間をできるだけ楽しみたいんだ」。
「サッカーの世界では、物事はすぐに変わる。明日、セレブレーションが終わったら、新しいチャレンジに向かう。でも、今はお祭り騒ぎなんだ。」
「長年にわたって、フィルジルやロボ、トレントなど、選手たちの間には本当にいい関係が築かれてきたと思う。」
「リバプールで7年間。」
「僕たちは本当に特別なつながりを作っているし、このようなつながりの中でタイトルを獲得するのは、さらに特別な感じがする。もちろん、まだプレー歴の浅い他の選手たちとのつながりもある。」
「選手同士のつながりもそうだが、街やサポーター、クラブといった人々とのつながりも、すべてをより特別なものにしてくれる。ずっとずっと特別なものにしてくれるんだよ。」
LFCTV
アリソンにとって来シーズンは新たな競争に巻き込まれる。ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリがアンフィールドに降り立ち、しばらく2番手GKを務めたクィービーン・ケレハーはアンフィールドを離れる。
年齢が上がっているものの、依然として衰えは見えずに、持ち前のシュートストップも健在。プレミアリーグ2連覇を狙うリバプールにとって不可欠な存在であり、ジョージア人ゴールキーパーにとっては難しい戦いに身を投じることになるだろう…
