バイエル・レバークーゼンの快足右ウィングバック、ジェレミー・フリンポンとの契約に続き、フロリアン・ヴィルツら他の選手との交渉にも臨んでいるリバプール。アルネ・スロットの2シーズン目に向けて、アンフィールドでは大規模な選手の入れ替えが想定される。
ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの退団が濃厚と見られるリバプールだが、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタやコロンビア代表FWルイス・ディアスらにも移籍の噂が飛び交っており、攻撃陣の再編成が実施されるかもしれない。
ディアスにはサウジ・プロリーグのアル・ナスルが熱視線を送り、高額なオファーを準備中と報じられている。また、バルセロナもトップターゲットとして動向を追っており、リバプールとの新契約交渉次第では、この夏でアンフィールドを離れる可能性もある。
イタリア紙『Tutto Mercato Web』によれば、リバプールはその後釜探しも進めており、ACミランFWラファエル・レオンに対して極めて重要な調査を行い、クラブはすでに所属クラブとの初期的な接触を済ませたようだ。
レオンは、25歳という若さながら、ヨーロッパを代表する左ウィンガーとして確固たる地位を築いている。ACミランでは常に先発を張り、ポルトガル代表でもレギュラーを務めるその実力に、数々のビッグクラブが関心を示してきた。
今シーズンは50試合で12ゴール13アシストを記録し、セリエAでも重要なウィンガーとしての地位を築いている。ACミランが提示する放出条件は、約1億3000万ユーロとも言われ、リバプールにとってはクラブ史上最高額に並ぶ超大型ディールになる可能性がある。
争奪戦はリバプールだけの問題ではない。バイエルン・ミュンヘンもすでに接触を開始し、サウジからはアル・ヒラルやアル・イテハドなどが関心を寄せている。プレミアリーグ内でも、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの動きが水面下で進行しているとされ、レオンを巡る競争は一層熾烈さを増している。
すべてはコロンビア人のアタッカーの去就による部分が大きいが、リバプールにとってもしも契約更新に合意できなければ、大金で放出できるラストチャンス。移籍金と引き換えに、新たな時代を担うウィンガーに切り替えるのもオプションのひとつだ。
はたして、マージーサイドのクラブが、ポルトガル代表の25歳ウィンガーに白羽の矢を立てる日は来るのか…?
