ポルトガルから移籍してきたコロンビア代表FWルイス・ディアスは、加入直後からフォワード陣と見事な連携を披露し、前線の主軸に定着。プレミアリーグを代表する左ウィンガーに成長すると、アルネ・スロット体制ではセンターフォワードとしても起用され、プレーの幅を広げた。
28歳のアタッカーは残り2年間となる現行契約の交渉に臨むと見られる一方で、バルセロナやサウジアラビアから強い関心が届いている。スペインのクラブは予算的に獲得は難しそうだが、中東クラブは8500万ユーロもの資金を準備し、リバプールからの引き抜きを画策している。
現時点ではオファーが提示されていないものの、積極的な投資を実施していることもあり、金額次第ではリバプールの首脳陣を揺さぶることができるかもしれない。とはいえ、オランダ人指揮官は同選手を主力と認識しており、そう簡単には手放さないだろう。
話題の人物となっているコロンビア人フォワードは、これまで通り、リバプールで満足していることを強調。移籍市場が開いている期間に将来についてクラブと話し合うのは自然なことだととも語り、すべてはクラブに委ねられているとも主張した。
「これまでずっとそう言ってきたように、僕はリバプールでとても幸せだよ。初日からとてもよく迎えてくれたよ。現在、リバプールと連絡を取っているのは、クラブと話をしているからさ。」
「移籍市場が開いていることを考えれば、それは普通のことだ。僕らにとって何がベストかを考えている。クラブと話をしているのは、市場において普通のことだし、自分たちにとって何がベストかを考えているんだ。」
「どうなるかを待っている。もし彼ら(リバプール)が良い契約を結んでくれたり、僕が2年間そこに留まったりすれば、僕はハッピーだよ。あとは彼ら次第だよ。」
ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの退団が待ったなしの状況。ディオゴ・ジョッタにも移籍の噂が出回っており、リバプールは新たなセンターフォワード確保を狙って、移籍マーケットで積極的な行動に移っている。
最前線の陣容が変わる可能性もある中、主軸のディアスを手放すのはあまり得策とは言えない。ただし、選手獲得には多額の資金が必要となるため、28歳とキャリアの絶頂にあるウィンガーを犠牲にする動きがあっても不思議はない。
はたして、ルイス・ディアスは来季もアンフィールドで活躍するのか、もしくは中東に舞台を移して、パフォーマンスを披露するのだろうか…?
