退団濃厚なダルウィン・ヌニェスやフェデリコ・キエーザだけではなく、アルネ・スロット体制で主力を務めたディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスにも移籍の噂が出回っているリバプールは、攻撃陣を一気に刷新するかもしれない。
バイエル・レバークーゼンからドイツ代表の攻撃的MFフロリアン・ヴィルツ獲得に迫っており、アイントラハト・フランクフルトFWウーゴ・エキティケら得点も取れるセンターフォワード確保にも本腰を入れている。
イギリス紙『The Sun』によれば、リバプールの大型補強はそれで終わらない。レッズは、チャンピオンズリーグを制したパリ・サンジェルマンの22歳FWブラッドリー・バルコラに注目しており、1億ポンドを投じて、ウィンガー陣の強化を進めるようだ。
リバプールだけではなく、ブンデスリーガを優勝したバイエルン・ミュンヘンも関心を示しており、イングランドとドイツの王者による争奪戦が勃発する可能性があるそうだ。
2023年8月、リヨンからPSGに活躍の場を移した左ウィンガーは、今季58試合で21ゴール19アシストと大ブレーク。昨シーズンが42試合で5ゴール9アシストだったことを考えると、1年間でゴール前での精度が飛躍的に向上した。
2024年6月にデビューしたフランス代表でも14試合でピッチに立っており、順調なキャリアを歩んでいる。スピードとテクニックを兼ね備えたダイナミックなドリブルと、ピッチ全体を見渡す視野の広さ。アシストやキーパス、さらにはボールキャリー能力において、ルイス・ディアスやコーディ・ガクポを上回るスタッツを記録しており、攻撃陣に新たな切り札を加える存在になり得る。
ただし、その移籍額には懐疑的だ。ヴィルツに大金を注ぎ込む予定で、報道で書かれている1億ポンドを別で用意するのは難しい。まして、ストライカーやセンターバックも補強ポイントなだけに、ウィンガーに高額な金額を準備する可能性は低い。
あるとしても、キエーザの退団に備えて、モハメド・サラーの控えを任せられるアタッカーの確保だが、そこまでの金額を費やすわけもなく、今回のニュースが実現するとは思えない。
ヨーロッパを代表するウィンガーに成長したリヨン出身のバルコラだが、しばらくはパリ・サンジェルマンでのプレーを続け、さらなる栄冠を狙うことになりそうだが、はたして…!?
