リバプールのディフェンダー陣に変革の時期が訪れている。2番手GKクィービーン・ケレハーをブレントフォードに売却し、ジャレル・クアンサーもバイエル・レバークーゼン入りが近づいている。アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカス、ジョー・ゴメスらにも移籍の噂が出回っている。
加えて、トレント・アレクサンダー=アーノルドはリバプールと契約更新せずに、レアル・マドリード入りを決断。そして、2026年6月まで契約を残すフランス代表DFイブラヒマ・コナテにも、スペインの巨人が忍び寄っている。
同じ轍を踏むまいと、リバプールはこの夏でコナテと新契約を結びたい意向を示している。イギリス紙『The Guardian』によると、交渉は停滞が続き、フランス人センターバック陣営はレッズからのオファーに不満を抱いているようだ。
モハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクとの契約更新で出遅れたマージーサイドのクラブ。大幅な給与アップを狙うコナテに対して、クラブ側はオファーの構成に納得しておらず、そのオファーを拒否している。
フランス代表DFの代理人は、パフォーマンスの出来高に依存する現在の契約オファーではなく、そもそもの基本給アップを希望。クラブ運営側からすれば、プレーぶりに応じた支払いは財政的に優しく、基本給アップは毎月の支払いが増えることが確定しまうため避けたいのだろう。
ただし、『Capology』を参考にすると、コスタス・ツィミカスやジョー・ゴメス、フェデリコ・キエーザらよりも低い給与に納得できるわけもなく、次回の契約で一気に給与アップを狙うのも当たり前の行動と言える。
万が一、交渉がうまくいかずに、アレクサンダー=アーノルドのように退団となればリバプールの最終ラインは非常事態に陥る。マルク・グエイ獲得が噂されているが、過酷なシーズンを戦い抜くうえで、実力のあるセンターバックを4名は揃えたい。
この夏に多額の予算を支出しているだけに、来夏もトッププレーヤーを確保できるかは未知数。はたして、リバプールはファンダイクと抜群のパートナーシップを誇るフランス代表のセンターバックと新たな契約の締結に辿り着けるだろうか…?
