アルネ・スロット監督の信頼が低下し、この夏の移籍マーケットにおいてアンフィールド退団が濃厚なウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。今シーズンは47試合で7ゴール7アシストと数字も物足りず、オランダ人指揮官が目指すプレースタイルにも適応しているとは言い難い。
この冬にはサウジアラビアからもオファーが届いたが、代役確保が難しいことからオファーを拒否。とはいえ、リバプールで欠かせない存在になれず、積極的な補強を実施する中、予算を手にするためにもウルグアイ人ストライカーを売却する準備を進めている。
中東のクラブは冬から継続して関心を示し、アトレティコ・マドリードも新天地候補として浮上。しかし、最近はナポリがヌニェス獲得に猛プッシュをしており、アントニオ・コンテ監督もお気に入りの点取り屋に接触している。
アルフレード・ペドゥッラ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、ナポリの関心が本物であると後押しし、当初予想されていた最大7000万ユーロではなく、5000万ユーロにアドオンを付け加えた条件で、今回の取引をまとめられることを期待していると伝えた。
「ダルウィン・ヌニェスはナポリの正式なターゲットである。」
「コンテ監督はヌニェスに溺愛しており、それ以外の可能性も常に考慮しなければならない。ナポリは6500万ユーロでも7000万ユーロでもなく、5000万ユーロ + ボーナスで取引をまとめられる可能性を理解している。」
「そして、すでに4000万~4200万ユーロの予算が組まれているが、この予算は退団オペレーションを考慮に入れて、改善しなければならないだろう。」
「ひとつだけハッキリしているのは、ヌニェスを獲得するチャンスがある限り、そして交渉が有利に進む限り、ナポリは代替案を出さないということだ。」
縦へのスピードを中心とする攻撃を中心とするチームにとっては、依然として魅力的な存在だ。相手の最終ラインの裏を突くスピードは脅威的で、前線から精力的な行うプレッシングも監督にとっては使い勝手の良いフォワードだ。
インテル・ミラノとの接戦を制し、セリエAを優勝したナポリはすでにマンチェスター・シティから、フリートランスファーでベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネを獲得。ヴィクター・オシムヘンの退団が噂される中、前線の戦力も確保するために動いている。
ヌニェス自身もナポリ行きに前向きだが、アンフィールドを離れて、タディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナに活躍の場を求めることになるのか…?
