ジェレミー・フリンポンやフロリアン・ヴィルツ、ミロシュ・ケルケズと大型補強を繰り返したリバプール。クィービーン・ケレハーの売却が決定し、ジャレル・クアンサーやダルウィン・ヌニェスも退団が近づき、選手売却も順調に進んでいる。
一方、ウルグアイ代表ストライカーを手放す予定のリバプールは、新たな点取り屋を獲得に動いている。アイントラハト・フランクフルトFWウーゴ・エキティケら様々なフォワードへの関心が報じられる中、ニューカッスル・ユナイテッドFWアレクサンデル・イサクが大本命と見られる。
しかし、同選手の獲得は一筋縄ではいかない。ニューカッスルに放出の意思がないこと、チャンピオンズリーグ出場権を確保していること、さらに契約期間がまだ残っていることを挙げ、海外メディア『The Athletic』デイビット・オーンスタイン記者が改めてイサク退団の可能性を一蹴した。
「ニューカッスルはイサクを売るつもりは一切なく、契約更新を望んでいる。現在の契約は3年以上残っており、すでに年俸も高いので、彼らの立場は強い。彼らはそれ以上のオファーも辞さない意向で、サウジアラビア主導の野心的なプロジェクトの中心にいる。」
「選手からすれば、ニューカッスルが来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得したことで、トップレベルのサッカーを手に入れ、クラブに久しぶりのトロフィーをもたらした。彼はいつも笑顔で、幸せそうだ。」
「話し合うだけでも1億5000万ポンドほどかかるかもしれない。最近の噂や報道にもかかわらず、進展の暗示はない。リバプールはトライするかもしれないが、だからといって成功するとは限らない。」
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アーセナルも関心を持ち続けているスウェーデン代表ストライカーは、プレミアリーグを舞台に自慢の得点力を発揮。セント・ジェームズ・パークでは通算109試合で62ゴール11アシストを記録し、世界でも屈指の点取り屋として君臨している。
決定力だけではなく、最前線でボールを保持する能力にも長け、周りのアタッカー陣を活かすだけのテクニックも優れる。流動的なプレースタイルを有するアルネ・スロット監督にとって、理想的なターゲットであることに変わりない。
いずれにしても、この夏にイサクのアンフィールド行きが実現することはなさそうだ。リバプールは別のターゲットに視線を向けなければならないが、はたしてどのようなストライカーがやってくるのだろうか…?
