アルネ・スロット監督の誕生によって、明らかに出番が減った22歳MFハーヴェイ・エリオット。プレミアリーグやチャンピオンズリーグ、FAカップ、カラバオカップを通じての総プレー時間も822分間に留まっている。
さらに、この夏の移籍市場において、ドイツ代表の攻撃的MFフロリアン・ヴィルツがリバプールに加入。ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズら含めて、ポジションを巡るレギュラー争いは熾烈を極める。
来季以降もプレー時間が伸び悩む可能性が高い同選手に対して、イングランドやドイツなど様々なクラブからの関心が噂されてきた。これまで4000万ポンドと見込まれていた要求額だが、海外メディア『TBR Football』グレアム・ベイリー記者は複数クラブの参戦に伴い、5000万ポンドまで膨れ上がっていると語った。
「エリオットの売却希望額は、今のところ4000万ポンドよりも5000万ポンドに近いと聞いている。」
「リバプールは昨夏、(ファビオ・)カルヴァーリョに3000万ポンド近くを手に入れ、(ベン・)ドークにも3000万ポンドを要求している。その規模からすれば、彼らがエリオットに4000万ポンドを大きく超える額を求めるのもわかるだろう。
「しかし、リバプールは売却を急いではいないし、エリオットがいい選手であることも知っている。むしろワールドカップイヤーに移籍を希望している選手だと思う。どこかへ行って素晴らしい1年を過ごせば、イングランド代表候補になれるかもしれない。
「ブライトンは興味を示していない。彼らはそのポジションで多くのオプションを持っている。しかし、ジョアン・ペドロが去れば、エリオットのチャンスは増えるのだろうか?私はそう思っている。
「エリオットが以前所属していたフラムも獲得に乗り出しているし、ニューカッスルも興味を示しており、彼を気に入っているクラブは非常に多い。」
スロベニアで開催されたU-21欧州選手権において、準決勝のオランダ戦で2ゴールを奪うなど大活躍中。イングランドU-21代表では確固たる地位を築いており、フル代表に招集されるためにも、毎週のようにプレーする必要がある。
もともと右ウイングでプレーしていたことから、前線の様々なポジションで起用可能。途中出場から好パフォーマンスを披露することも多く、年齢も若いだけに強豪クラブにとっても貴重な戦力になり得る。
はたして、リバプールから退団濃厚なエリオットは来季、どのクラブに新天地を求めるのだろうか…?
