トレント・アレクサンダー＝アーノルドを追うような形で、スペイン行きの可能性が急浮上したスコットランド代表DFアンディ・ロバートソンに対しては、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードが関心を示していた。
ところが、移籍金を支払わずに獲得を目論んだことで、リバプールは放出を認めずに交渉は前進しなかった。すると、アトレティコは新たな左サイドバックとして、アタランタからマッテオ・ルッジェーリをチームに迎え入れたため、ロバートソンへの動きは頓挫した。
ファブリツィオ・ロマーノ氏（イタリア人ジャーナリスト）はスコットランド代表のキャプテンの去就に触れ、選手自身がまだ未来について決断を下していないと明かした。また、他にも複数のクラブが興味を持っており、今夏での移籍を匂わせた。
「アンディ・ロバートソンはアトレティコ・マドリードに移籍する可能性があったけれど、リバプールはフリーでの放出を望まなかった。」
「今は、もっと多くのクラブが興味を示しているので、どうなるか見てみよう。」
「現時点では、選手自身はどうしたいのか決めておらず、アトレティコに最終的なゴーサインを出したことはなく、リバプールを尊重し、すぐに将来について決断を下すつもりだ。」
Caught Offside
2017年の夏、ハル・シティからリバプールに加入し、ここまで342試合に出場してきた。11ゴール67アシストとサイドバックとは思えないペースで得点に絡み、アレクサンダー＝アーノルドとのサイドバックコンビは相手を恐怖に震え上がらせた。
しかし、昨シーズンは年齢に伴う衰えが目立った。以前のような激しい上下運動は鳴りを潜め、過密日程においては明らかにコンディションを崩す試合も少なくなかった。凡ミスもあって、批判に晒される時期もあった。
それでもコンディションが整った試合では経験に基づいたパフォーマンスでチームの勝利に貢献し、プレミアリーグ優勝の大きな助けとなった。
彼の持つキャプテンシーも高く評価されているが、はたしてロバートソンは来季もアンフィールドで活躍するのか、もしくは別のクラブでプレーすることになるのだろうか…？