2023年の夏、コリンチャンスからノッティンガム・フォレストに加入したブラジル人DFムリージョは、プレミアリーグ初挑戦のシーズンから輝きを放った。昨シーズンは飛躍したチームの守備の要として、強固なディフェンスを率い39試合に出場した。
180cmと決して大柄ではないものの、対人守備にも強く、空中戦も厭わない。守備面だけではなく、足元のテクニックにも優れる22歳のディフェンダーはボールを前に運ぶこともでき、正確なパスやフィードで攻撃の起点を作ることもできる。
イングランド国内でも屈指のセンターバックに成長し、今年3月にはブラジル代表デビューを飾った同選手に対して、最終ラインの強化を狙うリバプールも注目しているものの、高額な移籍金から獲得に乗り出すことはないと、海外メディア『The Athletic』デイビット・オーンスタイン記者が報じた。
「リバプールはクアンサーの退団が決まり、新たなセンターバックを獲得する必要がある。」
「クリスタル・パレスのマルク・グエイは検討中の選手だが、契約が残り1年しかないため、リバプールが関心を強めるのは値段が折り合った場合だけだろう。」
「ノッティンガム・フォレストのムリージョは賞賛されているが、値段が高すぎるため、スポーツディレクターのリチャード・ヒューズは他の若いセンターバックに注目している。」
The Athletic’s Transfer DealSheet
現時点でのトップターゲットは、クリスタル・パレスの24歳DFマルク・グエイ。ただし、イングランド代表DFも契約期間が残り1年にも関わらず、強気な値段設定を行っており、リバプールは要求額を下げるように説得を続けている。
2029年までの長期契約を結ぶノッティンガム・フォレストDFに比べれば、交渉相手が折れる可能性が高い。また、グエイは新たな契約を締結するつもりはないと見られ、放出に向けて圧力もかかっているため、要求額が下がる確率は否定できない。
はたして、リバプールはジャレル・クアンサーに代わるセンターバックとして、誰を迎え入れることになるのだろうか…？