バルセロナ入りがほぼ確実と見られていたスペイン代表FWニコ・ウィリアムズは、突如としてアスレティック・ビルバオと新たに10年契約を結んだ。これによって、22歳のウィンガーがバルサに加入する未来はなくなった。
左ウィンガーの強化を狙うバルセロナにとって、ほぼ加入が内定していた選手を逃したことは大きな痛手。ただし、歩みを止めることない。スペインのクラブはふたたびイングランドに視線を移し、リバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアスへの接触を予定していると、ファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えた。
「バルセロナは、ニコ・ウィリアムズとの交渉打ち切りを受け、数日から数週間のうちにルイス・ディアスへの新たなアプローチを計画している。」
「リバプールはここ数週間で、バルサとバイエルン・ミュンヘンの両方に門戸を閉ざしたばかりで、簡単な話ではない。」
「マーカス・ラッシュフォードもバルサ移籍を熱望している。」
🚨 Barcelona are planning new approach for Luis Diaz in the next days/weeks after Nico deal off.
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) July 4, 2025
Liverpool already closed doors to both Barça and FC Bayern in the recent weeks; not an easy one.
Marcus Rashford also remains still keen on Barça move.
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ロマーノ氏が言及している通り、移籍市場の序盤にリバプールはバルセロナからの接触にノーを突きつけている。同じようにドイツ王者バイエルン・ミュンヘンにも放出対象ではないことを伝えており、今夏の移籍はなくなったように見えた。
しかし、サウジアラビアが依然として熱視線を送っている。リバプールが売却せざるを得ない金額を提示できれば、アンフィールドを離れる可能性もあるとも言われており、資金力に富んだサウジのクラブは多額の金額を積むこともできなくはない。
そんな芸当がバルセロナにできるとは思えない。22歳のニコ・ウィリアムズですら、5800万ユーロのリリース条項の支払いであったと報じられており、その程度の金額ではリバプールが検討すら行わないだろう。
はたして、スペインやドイツ、中東と複数クラブが関心を寄せるコロンビア人アタッカーはそのままアンフィールドに留まるのか、もしくは別のクラブに新天地を求めるのか…?
