2023/24シーズンに台頭したイングランドU-21代表DFジャレル・クアンサーが、バイエル・レバークーゼンに旅立ったリバプールはセンターバック陣の枚数確保を狙い、新たなディフェンダー獲得に関心を示している。
最近ホットな話題となっているのが、クリスタル・パレスと残り契約期間が1年を切るイングランド代表DFマルク・グエイ。ただし、パレスの強気な値段設定もあって、交渉が進んでおらず、昨夏に続きニューカッスル・ユナイテッドも獲得に乗り出すとの報道も出回り始めた。
イギリスメディア『TBR Football』によれば、リバプールはイタリアの新進気鋭DFジョヴァンニ・レオーニに関心を示しているようだ。なお、チェルシー、トッテナム、ニューカッスル、ボーンマスらプレミア勢に加えて、インテル、ACミラン、ユベントスら国内からも熱視線を寄せられている。
2024年の夏にサンプドリアからパルマに移ったばかりの18歳センターバックは、昨季17試合に出場。右サイドバックとしても数試合で出番を得ると、シーズン後半戦はチームのレギュラーの座を掴み取った。
196cmと長身にも関わらず、足元のテクニックに優れ、繊細なパスもお手のもの。まさに現代的なセンターバックとして評価を高めており、リバプールを含めるトップリーグのクラブが関心を示すのも不思議ではない。
同メディアのグラエム・ベイリー記者は、スカウトとの会話内容を明かし、今夏レアル・マドリード移籍を果たしたスペイン代表DFディーン・ハイセンと比較されるほどであったと語った。そして、パルマは高騰する評価額と葛藤が待ち受けているとも付け加えた。
「あるスカウトは、レオーニは昨シーズン見た若手ディフェンダーの中で最高の選手だろうと言っていた。落ち着きがあり、エレガントで、鋭い守備。彼はディーン・ハイセンと比べていた。」
「パルマは売りたくないと主張しているが、わずか12ヶ月で彼にかけた資金が3倍になるチャンスは、断るにはあまりに大きすぎるかもしれない。」
「パルマはレオーニがレーダー網の下にいることを喜んでいたと聞いているが、鈴木彩艶を視察しようとクラブが集まっているのだから、レオーニも興味を惹かれるのは当然であり、まさにその通りになっている。」
「パルマはこの夏以降もレオーニを引き止めるだろう。」
クアンサーの退団、契約更新に向けた話し合いが難航するフランス代表DFイブラヒマ・コナテ、負傷の多さが懸念なジョー・ゴメス、高齢化してきたフィルジル・ファンダイクと過渡期を迎えるリバプールは、イタリアの超新星を手中に収めることができるのだろうか…?
