今シーズンはプレミアリーグで38試合6ゴール4アシストを記録し、シーズンのほとんどを4位以内で準備を保っていたチームの躍進に貢献。もっとも印象的だったのが、チェルシー相手に豪快なミドルシュートを決めたFAカップ決勝戦。一躍チームの顔へと名乗りを上げた。
まもなく開催されるユーロ2020ではベルギー代表に選出され、中盤を活性化させるための主力としての活躍が期待されている。ユベントス政権からタイトル奪還に成功したインテル・ミラノで得点を量産したFWロメル・ルカクらとともに優勝を目指している。
ベルギー代表でも中心選手へと成長したMFユーリ・ティーレマンスには、先日リヴァプールからの関心が報じられている。ジョルジニオ・ワイナルドゥムの後任であり、ナビ・ケイタらパフォーマンスがあがらない選手たちのアップグレード版として、白羽の矢が立った形だ。
ASモナコからプレミアリーグに上陸した同選手は、卓越したパス技術や試合展開を読む力に優れ、試合展開の早い世界最高峰のリーグにおいても巧みに攻撃を組み立てる。豊富な運動量でピッチを幅広くカバーでき、守備面でも多大な貢献を惜しまない選手。
リヴァプールが求める人材像にも合致しており、また2023年まで契約を残しているため、移籍金で合意できるかが鍵になる。そんな同選手は、『Eurosport』によれば、所属クラブとの契約延長に向けた交渉をユーロ2020が終わるまで延長する見込みである。
今回の報道がすぐさま移籍に結びつくわけではなく、現行契約もまだ2年ある。それに加えて、代表選に集中したいという選手も多く、大会で勝ち進むために一旦交渉ごとを棚に上げているだけにも思える。
イヴ・ビスマ(ブライトン)やフロリアン・ノイハウス(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)など数多くの選手がリヴァプールとの関係を報じられており、本命は推し量れない。フランスU-21代表DFイブラヒマ・コナテ獲得を確定させ、次なるターゲットは誰になるのだろうか…?