2022年にセルティックからリバプールに加入。昨季はチャンピオンシップのミドルズブラにレンタルされ、3ゴール7アシストという印象的な成績を残し、1対1の突破力と推進力において、相手ディフェンスを圧倒する19歳FWベン・ドーク。
プレシーズンマッチでもプレストン・ノース・エンド戦では出場したものの、アルネ・スロット監督の信頼が高い状態とは言えず、この夏の移籍マーケットにおいて様々なクラブからの関心が報じらてきた。
レギュラーの座を求め、移籍にも前向きと言われるスコットランド代表のウィンガーを巡る争奪戦に、プレミアリーグからノッティンガム・フォレストが加わったと、イギリス紙『The Express』が報じている。
同クラブは先日、右ウイングの主力であるスウェーデン代表FWアンソニー・エランガをニューカッスルへ5500万ポンドで売却。その資金を武器に、同じように相手のディフェンスラインを突破できるドーク獲得に動き出した格好だ。
昨季のエランガはプレミアリーグで6ゴール11アシストと抜群の成績を残しており、代役には即戦力かつ将来性を兼ね備えた選手が求めらている。ドークの移籍金は2500万ポンド程度が言われ、リバプールとしても適切なオファーがあれば売却に応じる意向を示している。
他のイングランド勢ではボーンマス、クリスタル・パレス、エバートンに加え、ブレントフォードも長期的に関心を持っており、さらにオランダのPSVアイントホーフェンやスペインのクラブも状況を見守っている。
フォレストはすでに今夏、ボタフォゴからジャイール・クーニャとイゴール・ジェズスを相次いで獲得。昨季オリンピアコスにレンタルされていたダヴィド・カルモも戦力に加わる予定で、チーム全体としての層は確実に厚くなってきている。
ただし、フォレストでスタメンを掴むのは簡単ではない。エランガがいなくなったとは言えども、カラム・ハドソン=オドイやジョタ・シルヴァらとのスタメン争いが待ち受けており、市場が閉まるまでに新戦力が加わる未来も否定できない。
はたして、リバプールの期待の若手FWはアンフィールドに留まるのか、もしくは別のクラブでプレーするために旅立つのだろうか…?
