今夏のユーロ2020にもクロアチア代表の主力として大会に挑むFCゼニト・サンクトペテルブルクDFデヤン・ロブレン。出場機会を求めて、昨年の移籍市場でリヴァプールからロシアへと活躍の場を移した31歳センターバックは、リヴァプールで185試合に出場している。
熱すぎるくらいの闘士と激しいディフェンディングでファンから愛され、FWモハメド・サラーとの仲良しぶりは誰もが知るところ。ロシアサッカーリーグでは、キャプテンを任されディフェンスリーダーとして君臨し、リーグ3連覇を果たしたチームの原動力となった。
ブライトンへ移籍したMFアダム・ララーナ同様に、ジョーダン・ヘンダーソンがメッセージを送るなど手厚い退団劇となったクロアチア代表ディフェンダーが、いまでもユルゲン・クロップ監督と良い関係を築いており、メッセージを交換する仲であると明かしている。
「彼は監督で、僕は選手という関係で、彼の言っていることを体現しないといけない立場だった。だけど、常にベストムードで話し合いができていたわけではない。とくに負傷にもかかわらず、出場するように求められたときには。」
「でも、僕らは友達として別れを告げた。必要なことがあれば、いつでも電話できる関係性だし、なんでも話し合えるんだ。」
「たまにはチャットもする。チームに僕がいなくて寂しいとメッセージをもらったときには、無視したけどね。」
同じくサウサンプトンからオランダ代表フィルジル・ファンダイク加入やイングランド代表ジョー・ゴメスの台頭で序列を下げたデヤン・ロブレン。約6年間在籍したクラブにおいて、とくに直近数年間は怪我にも悩まされて続けて、満足に出番を得られずにいた。
それでも、センターバックに負傷者が相次いだ今シーズンは多くのサポーターがチームを退団したクロアチア代表DFを一度は思い出した。そして、そのカバーを獲得しなかったクラブへの批判の声も挙がったほど。
テレビ番組を通じて、エジプト代表とはいまでも良好なリレーションシップを保っているセンターバックは、今回のインタビューで元監督ともオープンな関係性を維持しているのが分かった。ユーロ2020でも躍動してくれることを期待している…