バルセロナやバイエルン・ミュンヘン、サウジアラビアが熱視線を送り続けているリバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス。リバプールは彼らからの接触にも売却不可を突きつけているものの、まだまだ諦める様子はない。
その要因となっているのが、28歳ウィンガーの意思。今夏での退団にも前向きな姿勢を示しており、バルセロナであれ、バイエルン・ミュンヘンであれ移籍を希望している。もっと言えば、ドイツ王者とは個人合意に至っているとも。
そして、コロンビア人フォワードを巡る争奪戦はドイツからのオファーで幕を開けた。海外メディア『The Athletic』デイビット・オーンスタイン記者によると、バイエルンが6570万ユーロもの公式なオファーを提示したが、リバプールはすぐに拒否したようだ。
この夏に放出するつもりがないため、リバプールは最大1億ユーロほどの評価を下しており、これは獲得を狙うクラブへの牽制も含んでいると予想される。
現行契約が2年間を切った同選手は、リバプールとの契約更新に応じる可能性はゼロに等しい。来年の夏には金額がさらに低下する見通しだが、ダルウィン・ヌニェスの退団が確実なだけに、アルネ・スロット監督の構想に入っている。
アンフィールドでは通算148試合に出場し、41ゴール23アシストと左ウイングを主戦場に、昨季はセンターフォワードとしても躍動した。ストライカーの枚数が足りなくなる恐れもあり、その分ディアスの放出を避けたい気持ちは高まっている。
一方で、同メディアのジェームズ・ピアース記者は8000万ポンドのオファーには首を縦に振らざるを得ないと伝えている。ブンデスリーガ王者の今回のオファーからすれば、かなりの増額が必要となる。
はたして、ルイス・ディアス獲得に向けて、8000万ポンド前後を投じるクラブは現れるのだろうか…?
