移籍市場も序盤の頃、コロンビア代表FWルイス・ディアスに対するバルセロナからの関心をへ跳ね除けたリバプール。バイエルン・ミュンヘンからのアプローチにも毅然として態度で臨んでいたが、ディアス退団の可能性が高まりつつある。
選手側と個人合意を取り付け、所属クラブに対しても移籍希望の旨を通達しているコロンビア人ウィンガーは、ドイツ王者に加入することを最優先事項に据えている。2年を切った契約を延長するつもりはなく、ブンデスリーガでの挑戦に前のめりだ。
また、今後も手を緩めずに積極的な補強を狙うリバプールにとって、現有戦力の売却で資金を得ることも重要なファクター。元々は1億ユーロを要求額として設定していたが、値下げにも応じる姿勢を見せ始めているとも報じられている。
独『Sky Sport Germany』フロリアン・プレッテンベルク記者は、リバプールの今後の補強戦略に触れ、もしもディアスがバイエルン入りを果たした場合に備えて、レアル・マドリードで去就が不透明になっているブラジル代表FWロドリゴにまつわる情報収集を完了していると伝えた。
「リバプールは、ルイス・ディアスが退団した場合の後釜として、レアル・マドリードFWロドリゴの状況に注目している。移籍の条件やチームでの現状についても情報を収集済み。」
「レアル・マドリード側はロドリゴの売却に前向きで、選手本人もそれを認識し、移籍市場での可能性を探っている段階。しかし、移籍総額は非常に高額になる見込み。また、ロドリゴの現在の年俸は、すでに手取りで最大1000万ユーロに達するとも言われている。」
🚨🔴 Liverpool are closely monitoring the situation of #Rodrygo as he is one of the candidates for #LFC in case Luis Díaz leaves. Liverpool informed about conditions and current status.
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) July 22, 2025
Real Madrid would be open to selling him. Rodrygo is aware of this, and the market is being… pic.twitter.com/oi1T17qVM7
マドリード愛を語りながらも、シャビ・アロンソ新監督の信頼を得られていないブラジル人フォワードには、リバプール以外にもアーセナルらが関心を示す。スペインの首都において、これまで270試合68ゴール51アシストを見事な数字を残してきたアタッカーだが、今夏での退団が近づいている。
ディアスと同じく、左右のウイングやセンターフォワードとしてもプレー可能。左ウィングが本職で、そこでのプレーを希望しているとも言われ、オランダ代表FWコーディ・ガクポの存在が、アンフォールド行きを阻む可能性は否定できない。
また、移籍金も見逃せない部分。フロリアン・ヴィルツやウーゴ・エキティケに大金を叩いただけに、リバプールが今後の補強において、ひとりの選手に対してどこまでの予算を準備しているか微妙なところだ。
いままでのリバプールとは異なり、立て続けに若い即戦力級をチームに迎え入れており、その流れに乗って、スペインからイングランドに向かう未来はあるのだろうか…?そして、その移籍先はマージーサイドになるのか…?
