当初退団する想定ではなかったコロンビア代表FWルイス・ディアスだが、ドイツ王者のバイエルン・ミュンヘン移籍が現実味を帯びてきている。これまでのオファーを拒否し続けてきたリバプールだったが、選手本人の意向もあって、要求額を下げる可能性が出てきた。
アルネ・スロット体制ではセンターフォワードとしても起用されていた28歳のウィンガーの穴を埋めるため、ウィンガーを探し求めているリバプール。レアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴとともに、ターゲットとして頻繁に名前が挙がっているのが、オリンピック・リヨン所属の20歳FWマリック・フォファナだ。
サシャ・タヴォリエリ氏(ベルギー人ジャーナリスト)によれば、リバプールが同選手獲得に迫っているのは事実と認めた上で、ディアスの退団に向けてではなく、同じくアンフィールドを離れることが濃厚な元イタリア代表FWフェデリコ・キエーザの穴埋めとして期待されていると伝えた。
「リバプール、マリック・フォファナ獲得に向け待機状態を維持している。」
「フェデリコ・キエーザのセリエAへの移籍が正式に完了次第、このベルギー人選手の獲得に動くとみられる。」
「フォファナは、クラブのスカウト部門から非常に高く評価されている選手だ。」
🔴 🦅 Liverpool FC remains on standby for Malick Fofana. As soon as Federico Chiesa’s departure to Serie A is finalized, the Reds are expected to move for the Belgian, who is highly rated by the scouting department, as revealed on May 24 for @AnfieldIndex. #LFC pic.twitter.com/DY5IYqgpOn
— Sacha Tavolieri (@sachatavolieri) July 22, 2025
財政的な問題で、2部降格にも揺れたリヨン。結果的には、1部残留が決定したものの、財政バランスを改善しなければならない。すでにマンチェスター・シティに主力のフランス代表MFラアン・シェルキを売却し、サイード・ベンラーマもネオムSCに移籍した。
現有戦力だとルーカス・ペリやコランタン・トリッソにも関心が届いているが、20歳のウィンガーは優良銘柄。強豪クラブがこぞって獲得を狙っており、この移籍市場が開いてからは、様々なクラブへの移籍が取り沙汰されてきた。
リバプールにとっては前線の枚数が現時点でも足りていない状況。そこにフランスの1部リーグで結果を残したベルギー代表ウィンガーの加入は大きな後押しだけではなく、過酷なシーズンを乗り切るためにも重要な役割を果たしてくれると期待できる。
はたして、リバプールのセンターフォワードやウィンガーを巡る移籍劇は、どのような決着を迎えるのだろうか…?
