守備陣の大幅な刷新に向けて動くリバプールが、新たなターゲットとして、トゥールーズに所属する22歳DFチャーリー・クレスウェルに熱視線を向けている。190cmの体躯を誇るプレストン出身のセンターバックは、昨夏にリーズ・ユナイテッドからフランスへ活躍の場を移し、リーグ・アンでその才能を開花させた。
イギリス紙『GIVEMESPORT』によれば、アンフィールドのスカウト陣は2024-25シーズンを通じてクレスウェルを繰り返しモニタリングしてきたようだ。フィジカルの強さに加えて空中戦での勝負強さ、そして足元の安定感が評価されており、アルネ・スロット監督のプレースタイルにも適合し得る。
現時点でリバプールが移籍交渉を進めているわけではないが、同メディアの報道では、クラブ内での評価は高く、フィルジル・ファンダイクの後継者やイブラヒマ・コナテの相方候補として注目を寄せている。
年齢的にもチームの世代交代を進めるには理想的なプロファイルであり、スカウト派遣も継続されている。また、イングランド出身というのは非常に大きなメリットで、ホームグロウン枠を埋める存在としても期待できる。
クレスウェルはイングランドU-21代表としても存在感を放っており、今夏にスロバキアで開催したEFA U-21欧州選手権ではフル出場を果たした。
同大会の決勝ではドイツ相手に10回のデュエル勝利、9回のクリアを記録。そのパフォーマンスは数字にも現れており、プレミアリーグのトップ6クラブでプレーするだけの実力はすでに備えていると評価をさらに高めた。
トゥールーズでは引き続き出場機会を得ており、移籍の話は現段階で具体化していないものの、リバプールがクレスウェルを守備陣再構築の選択肢としてリストアップしていることを繰り返し言及。
ひとまずはバイエル・レバークーゼンに旅立ったイングランドU-21代表の同僚DFジャレル・クアンサーの穴を埋める存在として期待される。
今夏のリバプールは移籍市場でも活発な動きを見せている。ジェレミー・フリンポンやミロシュ・ケルケズと左右のサイドバックの刷新にも成功しており、若干年齢層も高まりつつあるセンターバック陣にもテコ入れを行う見通しだ。
ただし、トップターゲットはクリスタル・パレスのイングランド代表DFマルク・グエイであることに変わりない。はたして、新シーズンに向けて最低でもひとりはセンターバックを獲得しなければならない中、誰に白羽の矢を立てるのだろうか…?
