リバプールとの契約更新が難航しており、レアル・マドリード行きが取り沙汰されるフランス代表DFイブラヒマ・コナテ。フィルジル・ファンダイクの相棒として、アンフィールドの最終ラインを支えてきたが、現行契約は残り1年を切ってしまった。
イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドと同じ道を避けるためにも、リバプールは今夏での売却も視野に入れていると見られているが、移籍先の最有力候補のレアル・マドリードは要求額を支払うつもりはなく、来年の夏まで待つ姿勢ものぞかせている。
スペイン方面からは選手がマドリード行きを希望しているとの報道も出回っている中、デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)はフランス人センターバックの去就に言及すると、今のところは新契約締結が念頭に置かれていると発言した。
「現時点での優先事項は、依然としてリバプールとの契約延長だと感じている。」
「交渉は行われているものの、今は行き詰まっており進展がない。これは残念なことだ。」
「だが、後戻りできない段階に達したとは思わないし、選手がレアル・マドリード行きを完全に決めたという印象も全く受けない。」
Sports Mole
アンフィールドでは通算132試合で5ゴール4アシストを記録し、昨シーズンにはプレミアリーグを制覇したチームを後方から支えた。また、アルネ・スロット体制に代わって、積極的な攻め上がりやフィード力にも磨きがかかり、新境地を開いた。
スピード、強さ、高さと三拍子揃った世界的なディフェンダーだけに、レアル・マドリードだけではなく、母国からパリ・サンジェルマンも関心を示しているとも。サウジアラビアからの興味を伝わるが、ヨーロッパに留まることが最優先と見られる。
アレクサンダー=アーノルドのディフェンスの穴をひとりだけで埋めるほどの能力を有しており、もしもスペインの首都に新天地を求めた場合には、今夏にボーンマスから加入したスペイン代表DFディーン・ハイセンとコンビを組むことが予想される。
他にも、アーセナルのフランス代表DFウィリアン・サリバにも熱視線を向けていると言われるシャビ・アロンソ監督率いるクラブは、イブラヒマ・コナテをこの夏にせよ、来夏の移籍マーケットにせよ、手中に収めるのか。
もしくは、リバプールが粘り強い交渉の末、新たな長期契約を締結するに至れるのだろうか…?
