イングランドで練習試合を終えたリバプールは、アジアツアーとして香港と日本で試合を実施した。プレシーズンのため、様々なフォーメーションや戦い方を試している中、若手選手にもチャンスが与えられており、トップチームでの座を争っている。
中でも活躍を見せているのが、左ウイングで輝く16歳FWリオ・ングモハだ。1年前に比べてフィジカルも仕上がっており、香港でのACミラン戦では元イングランド代表DFフィカヨ・トモリ相手にも抜群のプレーで翻弄し、何度もチャンスを作った。
ルイス・ディアスが退団し、今季はトップチームでもプレー時間が増える見通しの未来のイングランド代表ウィンガーに対して、スコットランド代表DFアンディ・ロバートソンは、トレーニングや試合ごとに成長する同選手に驚きを隠せずも、未来は明るいとも語った。
「彼は良い少年で、判断力も抜群だ。特にモハメド・サラーのような選手が彼を助けてくれるから尚更だ。」
「僕たちはいつも彼とトレイ（・ナイオニ）を助けるようにしている。彼らはまだ若いけど、本当に良い若者で、素晴らしい未来が待っている。」
「彼らが成長していく姿は一目瞭然で、僕らとトレーニングや試合を続けるほど、ますます上達していく。」
「当然、これはリオが私の前でプレーした直近の2試合だが、彼は常に成長し続けている。彼に輝かしい未来が待っているのは間違いないが、現在の状況も非常に良好だ。」
The Anfield Wrap
圧倒的な運動能力で、トップスピードから停止、停止からのトップスピードになる俊敏性に優れる16歳のウィンガーは、明らかにおかしい体の動きで対峙するディフェンダーを困らせる。
成長したといえども、身体はまだまだ出来上がっているわけではなく、フィジカル勝負になった場合には不利となる。そうしたシーンでも活躍できるように、身体を密着されたときの対応などを学ぶ必要性は大いにありそうだ。
とはいえ、その成長スピードは目覚ましい。今シーズンがもしかするとブレークスルーのシーズンになるかもしれない…