フロイアン・ヴィルツというドイツ代表の逸材を獲得したリバプール。トレント・アレクサンダー=アーノルドの退団、アンディ・ロバートソンの年齢によるパフォーマンスの低下を解決すべく、両サイドバックにジェレミー・フリンポンとミロシュ・ケルケズを迎え入れた。
さらに、前線の入れ替えにも着手。ダルウィン・ヌニェスが退団濃厚で、ルイス・ディアスはバイエルン・ミュンヘンに移籍してしまい、不運な事故でディオゴ・ジョッタを失ったこともあって、フランクフルトからフランス人FWウーゴ・エキティケも獲得した。
しかし、リバプールの補強の波は収まらない。ニューカッスルに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク獲得にも取り組んでおり、すでに記録的な移籍金を支払うことを伝えている。また、選手本人もアンフィールド行きを申し入れており、半ば強硬手段に出ている。
ニューカッスルは後釜確保に取り組んでいるものの、あまり順調とは言えない。トップレベルのストライカーがイングランド北部に移るかどうかは、イサクの去就にも影響ができると見られ、移籍が滞る可能性もある。
プレシーズンツアーにも帯同せず、リバプール行きを熱望するイサクだが、ニューカッスルのファンからすれば気持ち良いものではない。これまでの貢献度は偉大であるものの、ましてプレミアリーグで優勝を争うクラブに行きたいなど聞きたくはないのが本音だろう。
かつてリバプールでバロンドールも受賞したが、レアル・マドリード行きを熱望し、スペインに渡った経歴を持つ元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは、25歳のストライカーの心情を推しはかり、お金ではなく、多くのタイトルを獲得できるチャンスのあるクラブを希望するのは必然であると発言した。
「もし優秀な選手が獲得可能になれば、最終的にビッグクラブが彼らを獲得するだろう」
「プレミアリーグに競争が欲しくても、選手たちは野心を持たなければならないのは悲しいことだ。」
「キャリアは短いものだから、頂点を目指すしかない。それがすべての選手を駆り立てるものだ。」
「人々は金銭の問題だと言うかもしれないが、そうではない。彼らは最高のチームでプレーし、最高の大会に出場し、トロフィーを獲得したいのだ。この状況は決して変わらない。」
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