リヴァプールとの契約延長交渉がまとまらず、フリートランスファーで移籍先を探していたオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム。バイエルン・ミュンヘンも交渉に加わるなか、シーズン中から報じられた通り、バルセロナ移籍が直前まで迫っていた。
同胞でもあるロナルド・クーマン監督や、バルセロナ加入間近とも言われるオランダ代表FWメンフィス・デパイとは旧知の仲でもあり、来シーズンはスペインの地で躍動することが内定したかに見えた。
しかし、状況は一変する。パリ・サンジェルマン(PSG)が急遽獲得レースに参戦し、バルセロナが提示した給与額を大幅に上回る金額をオファーし、同選手は一気に心変わりした。そして、PSGとの交渉は順調に進み、2024年までの3年契約で合意した。
🚨 NEW: Gini Wijnaldum has just signed his contract with Paris Saint-Germain. He has signed an agreement until June 2024. Wijnaldum changed his mind yesterday – he’s not joining Barcelona and he’s now a new PSG player. #awlive [@FabrizioRomano] pic.twitter.com/mUdX1LcrE7
— Anfield Watch (@AnfieldWatch) June 7, 2021
報道によると、バルセロナと比べて2倍以上の給与額以外にもPSGを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が電話で直談判したこと、さらには3年にも及ぶ複数年契約を提示したことで、オランダ代表MFの考えを変えることに成功した。
FWキリアン・エムバペにはレアル・マドリードを筆頭に移籍の噂が絶えない一方で、ジニ・ワイナルドゥム獲得を実現させた同クラブは、ACミランと契約満了で退団するGKジャンルイジ・ドンナルンマとの契約合意にも近づいており、着々と戦力強化を進めている。
また、スタッド・レンヌに所属するフランス代表MFエドゥアルド・カマビンガがPSG移籍を望んでいるとの報道も出ており、巨額の移籍金と引き換えにフランス期待の逸材をチームに加えることになるかもしれない。
あとはチアゴ・シルバが退団した影響を拭いきれないディフェンスラインに、セルヒオ・ラモスのようなセンターバックを迎えられれば、強力すぎるチームを構築できる。リーグアン奪還を狙いつつも、チャンピオンズリーグ初制覇を本格的に目指せるクラブが整い始める…