いま移籍市場の話題の中心にいるのは、ニューカッスル・ユナイテッドで数多くのゴールを挙げてきたスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクのリバプール行き。当初は売却するつもりはなく、いまも残留させたい気持ちは山々だが、選手側が退団を求め続けている。
リバプールもこれまではアプローチに留めていたが、初めてのオファーを提示し、本格的な獲得に乗り出した。初回のオファーは拒否されたが、金額を上げた2回目のオファーを準備しているとも報じられており、アンフィールドでのプレーが近づている。
イングランド北部のクラブには、同じような体験をした選手がいる。イングランド代表FWアンソニー・ゴードンは昨夏、EURO大会期間中にリバプール移籍がほぼ決まりかけていたが、ニューカッスルが他の選手を売却することで放出を免れた。
幼い頃から応援するクラブだけに、その移籍話が頓挫したのはゴードンにとっては忘れられない記憶。24歳のウィンガーは当時を振り返ると、移籍が決まりかけて頓挫するのは精神的にきつかったと明かしつつも、同じ境遇に立っているイサクの気持ちを理解できるとも口にした。
「絶対に嘘はつかない。僕にとって大変だったのは、まずEUROがあったときは、精神的に本当に辛かった。現場にはいたけど、プレーできなかったからね。」
「それから移籍の話もあった。PSRの件で、移籍期間中にどこかで移籍すると思っていた。」
「だが、それは起こらなかった。最初は移籍するという考えを受け入れる必要があったし、それが起こらなかった時、ふたたびその考えを受け入れるのは大変だった。」
「僕は人間だ。本当に難しいことなんだ。だからこそ、(アレクサンデル・)イサクが今経験していることを理解できる。」
「彼のことを心配している。多くのことを経験するだろう。クラブも多くのことを経験している。最終的にみんなが望むものを手に入れられることを願っている。」
The Mail
スウェーデン代表ストライカーがもし退団すれば、ニューカッスルにおいて攻撃の中心として期待されるゴードン。元エバートンFWは引き続きリバプール移籍やアーセナルからの関心も報じられる中、最低でも今シーズンはセント・ジェームズ・パークに残ると見られる。
一部報道ではチームメイトも残留に向けた説得を試みたと言われるイサクだが、リバプールに移籍するのか、もしくは現在のクラブに留まるのだろうか…?
