リバプールはここまで順調に新戦力を加えてきた。ジェレミー・フリンポン、フロリアン・ヴィルツ、ミロシュ・ケルケズ、ウーゴ・エキティケら即戦力を迎え入れ、新たなセンターバック確保も噂される中、ニューカッスル・ユナイテッドのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク獲得にも迫っている。
個人合意には達しており、ニューカッスル側にはイギリスの記録を塗り替えるほどの移籍金を提示する準備があることを伝えているものの、トップレベルの後継者が確保できない限りは不満を抱える選手をチームに残留させることになる。
すでにイサクとクラブとの関係性は冷え切っており、25歳の点取り屋はアンフィールドでのプレーを夢に見ている。一方のニューカッスルは、ベンヤミン・シェシュコ争奪戦に敗れ、現在はチェルシーFWニコラス・ジャクソンらに注目している様子。
アルネ・スロット監督含めて、クラブのお気に入りであるイサクを加入させるためにも、イングランド北部のクラブには頑張ってもらわないといけないが、不穏な雰囲気に包まれている。
南アフリカのサッカージャーナリスト、メリッサ・レディ氏はニューカッスルが抱える問題に触れ、コミュニケーションの欠落がイサクに退団を決断させるだけではなく、様々な面で混乱を招いていると言及。さらに、現状の組織で新たにトッププレーヤーを確保できるかは未知数だとも伝えた。
「アレクサンデル・イサクと彼の代理人の不満は、この夏よりもかなり前に、フォワードが新たな挑戦を望んでいることを、ニューカッスルに非常に明確かつ丁重に伝えていたにもかかわらず、クラブが市場に積極的に参入し、この混乱した状況になるずっと前に、質の高い後釜を確実に確保する機会を逃してしまったことに対してのものだ。」
「ニューカッスルが多くのトップターゲットを逃し、苦境に陥っているのは、イサクの責任ではない。むしろ、彼らのアプローチや野心が彼の考えと一致していないという確信を強める結果になっているだろう。堅実な人材採用基盤は存在しない。」
「エディ・ハウ監督や選手たち、サポーターに同情する。ニューカッスルは3年間で2度目のチャンピオンズリーグ出場を果たし、70年ぶりの国内タイトルを獲得したにもかかわらず、ピッチ外では構造的な混乱に陥っている。」
「クラブ内では、マフズ・ゴドゥシとアマンダ・ステーブリーを追い出した権力闘争が、特に後者の退任に伴うコミュニケーションの欠如と人間味のない対応が、複数の問題の根本原因だと指摘する声が多い。」
「この移籍市場の流れを考えると、ニューカッスルはイサクの代役を獲得できるのでしょうか?彼を強制的に残留させても、人間関係が欠如した状態で彼のポテンシャルを最大限に引き出せるのでしょうか?もし売却した場合、英国記録の移籍金を賢明に再投資できるのでしょうか?」
The frustration for Alexander Isak and his camp is they feel they very clearly and respectfully informed Newcastle of the forward‘s desire to explore a fresh challenge well ahead of this summer. In doing so, it afforded the club the chance to attack the market on the front foot…
— Melissa Reddy (@MelissaReddy_) August 6, 2025
