ユルゲン・クロップ時代には重宝されたウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスは、アルネ・スロット体制に変わると、出番は急激に減少。センターフォワードに求められるロールも変化し、昨季はプレミアリーグでの先発出場は8試合に留まった。
この夏での退団が噂されて続け、一時はナポリ行きが迫っていたウルグアイ人のストライカーは、ついに新天地を掴んだ。サウジアラビアのアル・ヒラルがヌニェス獲得に成功し、5300万ユーロの移籍金に加えて、ボーナスを含む総額6500万ユーロで契約が締結されたと、海外メディア『The Athletic』が報じた。
同クラブを率いるシモーネ・インザーギ監督が獲得を熱望し、リバプールから点取り屋を引き抜いた格好になった。この冬にもサウジのアル・ナスルが7000万ユーロのオファーを提示したが、この時は代役を確保できないことからオファーを断っていた。
そして、半年が過ぎ、フランス人FWウーゴ・エキティケを獲得し、ニューカッスル・ユナイテッドFWアレクサンデル・イサクにも接近している。センターフォワードのアップグレード版を迎え入れたことで、放出が認められたことになる。
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— AlHilal Saudi Club (@Alhilal_EN) August 9, 2025
アンフィールドでは猛烈にボールを追うプレースタイルや裏に抜ける技術、そしてなによりピッチで
見せるパッションは愛されていた。一方で、ゴールキーパーと1対1を決めきれない得点力不足で批判されることも多く、本領発揮したとは言い難い。
信頼するインザーギ監督のもとで、中東ではポルトガル時代のパフォーマンスが復権するかもしれない。不器用なパッション溢れるストライカーは、イングランドでの経験を活かし、サウジ・プロフェッショナルリーグで得点王も狙える可能性は高い…
