バイエル・レバークーゼンに移籍したイングランドU-21代表DFジャレル・クアンサーの穴を埋めずに、イブラヒマ・コナテとの契約延長も進展していない。さらに、プレシーズン中にジョー・ゴメスが負傷で離脱しており、フィルジル・ファンダイクも年齢に伴うフィジカル的な衰えは否めない。
アルネ・スロット時代に向けて、センターバック陣も過渡期に差し掛かっており、この夏の補強のように刷新される可能性もある。そして、レッズはパルマの18歳DFジョヴァンニ・レオーニと、FAカップとコミュニティシールドを勝ち取ったクリスタル・パレスDFマルク・グエイに注目している。
これまでは即戦力のグエイを最優先に獲得を狙っているとの報道が出回ってきたが、若き逸材レオーニへの関心も熱を帯びている。コナテやゴメスらの状況に応じて、どちらかに白羽の矢を立てるかに思われたが、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は両方とも獲得する可能性を示唆した。
「リバプールは、ジョヴァンニ・レオーニとマルク・グエイを、必ずしもどちらか一方の選択肢としては考えていない。」
「リバプールは、レオーニを将来性が高く評価し、グエイをビッグチャンスと捉え、数週間にわたって両選手の獲得に動いている。」
「両選手との交渉は継続中だ。」
🚨 Liverpool do not see Giovanni Leoni and Marc Guehi necessarily as alternative options.#LFC working on both deals for weeks as Leoni’s highly rated for future and Guehi seen as big opportunity:
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 12, 2025
Both negotiations are on. 🔛🔴 pic.twitter.com/zTFAjCeArV
クリスタル・パレスのキャプテンはコミュニティシールドでリバプールと直接対決。エジプト代表FWモハメド・サラーと対峙するも決定的な仕事をさせることなく、チームの勝利に大きく貢献。来夏のワールドカップ出場を狙っており、レギュラーの座を求めているとも言われるが、試合数も多いだけに説得材料も多い。
問題はパレスの要求額。イングランド代表DFは新契約を締結しない意向を明確にしており、移籍金を得るためにも当初要求していた金額から引き下げる可能性もある。
一方、レオーニはまだトップチームでのプレーは少ない。今シーズンはパルマで先発になれる可能性も高いものの、実績という面では乏しい。それでも、ここまで熱視線を送るに値するスカウティングによる評価が存在しており、そこはリバプールの判断をすべきだろう。
はたして、リバプールは一気にセンターバックに新たな風を吹かせるのか…?
