コミュニティシールドで惜しくも負けたリバプールだが、対峙した相手クリスタル・パレスからキャプテンを引き抜くために動きを加速している。プレミアリーグやイングランド代表としても経験豊富な25歳のセンターバックには熱視線を送り続けてきた。
所属クラブとの契約期間は1年を切っており、今夏の移籍市場での退団も噂されてきたが、ここまではロンドンでプレーを続けてきた。しかし、アンフィールド行きに向けた話し合いが実施されているとの報道が一気に駆け巡った。
地元紙『Liverpool Echo』によると、リバプールはグエイ獲得に向けてパレス側と協議を始めており、総額3500万ポンドでの契約を取り付けようとしているようだ。その内訳は、3000万ポンドの移籍金に加えて、500万ポンドのアドオンが付随した契約内容になる見通しだ。
アルネ・スロット監督にとって、センターバック陣容は悩みの種。ジャレル・クアンサーの移籍で空いた穴をまだ埋めておらず、プレシーズンでは日本代表MF遠藤航を筆頭に、本職ではない選手たちが最終ラインで起用されていた。
さらに、イブラヒマ・コナテとの新契約に向けた進展が見られず、選手がレアル・マドリード行きを希望しているとも言われる。また、ジョー・ゴメスは負傷癖が抜けきれず、プレシーズン中にも怪我を負ってしまった。
オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクも年齢によるスピードの減少は否めない。コミュニティシールドで与えたPKも、数年前ならば届いていた可能性が高い。現在は34歳になるベテランにいつまでも頼り続けるのは難しい。
コナテの代役として、また将来的なディフェンスリーダーとしてマルク・グエイは理想的なターゲットだ。はたして、リバプールはプレミアリーグ開幕が迫る中、契約を成立させられるのだろうか…?
