レディングやクリスタル・パレスで頭角を現したフランス人FWマイケル・オリーセは、昨シーズンからドイツの名門クラブ、バイエルン・ミュンヘンでプレー。55試合で20ゴール23アシストを記録すると、一気に世界的な選手の仲間入りを果たした。
今季も5 試合で4ゴール1アシストを挙げており、チームに欠かせない選手となっている。右ウイングを主戦場に、得点とアシストの両面で活躍でき、独特なドリブルで自ら局面を打開することもできる稀有な存在。
ブンデスリーガでの活躍により、いまや強豪クラブがこぞって関心を示す選手になった。サッカージャーナリストのピーター・オルーク氏によると、リバプールからの関心も噂されるオリーセだが、1億ポンドを超えるオファーが必要になるようだ。
「リバプールだけがマイケル・オリーセを狙っているわけではない。彼のキャリアは右肩上がりだ。」
「ヨーロッパのトップクラブはこぞってマイケル・オリーセに関心を寄せているが、バイエルンからの引き抜きは簡単ではない。」
「彼は2029年までバイエルンと契約を結んでおり、バイエルンも彼を手放したくない。引き抜くには莫大な移籍金が必要となり、その額は1億ポンドに上るだろう。」
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しばらくアンフィールドで絶対的なエースとしてゴールを量産してきたエジプト代表FWモハメド・サラーだが、いまや33歳。2年間の契約更新を行ったものの、衰えは隠せずに、今後もサラーに過度に期待しすぎるのは避けなければならない。
その後継者として浮かび上がっているのが、フランス代表のオリーセ。同じポジションで、左足から決定機を演出できつつも、自らゴールも奪える同等の能力を有する。カウンターはエジプシャン・キングに軍配が上るが、体力的な衰えに真剣に向き合う時期に差し掛かっている。
もちろん、リバプールがオリーセのみを追っている可能性は低く、様々な選手をスカウティングしているはず。他にもセンターバックの刷新が喫緊に迫っているだけに、2年連続で大型補強の夏を過ごす可能性もある。
はたして、リバプールは来夏にフランス代表でもレギュラーに定着しつつあるアタッカーに白羽の矢を立てるのか…
