リバプールはこの夏、慌ただしい移籍市場を過ごした。フロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサク、ジェレミー・フリンポン、ミロシュ・ケルケズら即戦力を確保する一方、ジョヴァンニ・レオーニら若手も迎え入れた。
一方で、多くの選手たちがアンフィールドを離れた。ベン・ドークやジャレル・クアンサー、ハーヴェイ・エリオットら若手組に加えて、昨シーズンまで前線の主力組だったルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスも売却した。
ブラジル代表GKアリソン・ベッカーは、同じく南米勢のディアスとヌニェスの退団には特別な気持ちがあるようで、プレミアリーグ制覇において多大な貢献をしてくれたと能力を称えつつも、新たに加わった選手たちの実力にも太鼓判を押した。
「退団した選手たちは全員、重要な存在だった。」
「ルチョ(ルイス・ディアス)やダルウィン(・ヌニェス)は、ゴールやプレースタイル、ファイト、守備で我々に違いをもたらしてくれた。」
「素晴らしいエネルギーを持っていて、彼らが恋しいよ。新しく加入した選手たちはスターであり、彼らの貢献度は非常に高く、多くのクオリティを持っている。」
「改善する必要があるから、改善したいという当然の思いだ。これからたくさんの大会を戦わなければならないんだからね。」
ESPN
今シーズンのリバプールは勝負強さを発揮し、80分以降に決勝点を奪い、プレミアリーグでここまで全勝。チャンピオンズリーグ開幕戦も92分にファンダイクのゴールで勝利を掴み取ってはいるものの、サポーターからすればヒヤヒヤする展開を感じざるを得ない。
とはいえ、ヴィルツを筆頭にプレミアリーグのテンポにも慣れ始めており、攻撃において独特なリズムを提供している。アレクサンデル・イサクもCLでデビューを飾っており、新戦力が続々とピッチに立て始めている。
プレミアリーグ連覇とチャンピオンズリーグ制覇を狙うアルネ・スロット監督率いるリバプールは、莫大な移籍金で獲得した選手たちを活かし、長く過酷なシーズンを乗り越え、栄冠を掲げられるだろうか…
