アルネ・スロット監督のもとで、守備的MFとして一皮剥けたオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ。いまや押しも押されぬレギュラーとしてリバプールの中盤に君臨し、替えが効かない選手に成長を遂げた。
23歳のミッドフィルダーは、リバプールと2028年6月まで契約を結んでいる。クラブ側は昨シーズンからの大活躍に報いるべく、新たな長期契約をオファーする準備を進めているとも報じられる中、レアル・マドリードからの関心も噂されている。
イギリスメディア『TEAMtalk』ディーン・ジョーンズ記者は、今夏にトレント・アレクサンダー=アーノルドを獲得したレアル・マドリード行きは現実味がないと語り、リバプールが契約更新しなければ驚きであるとも綴った。
「リバプールの選手とレアル・マドリードを結びつける噂は尽きることがないが、今回の件だけはクラブとして考えられない。」
「スペインの関係者は、この話が現実に進んでいるとは思っていないようだ。しかし、彼のパフォーマンスレベルを考えると、こうした憶測を無視することはできない。新契約の可能性が取り沙汰されており、リバプールはこれを進める必要がある。」
「すぐには実現しそうにないが、昨シーズンにトレント、サラー、ファン・ダイクを巡る騒動を経験しただけに、2028年以降も彼を引き留めるために、近いうちに契約を結ばなければ、それは大きな驚きとなるだろう。」
日本代表MF遠藤航やイングランド代表MFカーティス・ジョーンズらも在籍しているものの、フラーフェンベルフがピッチにいるといないでは大きくチームバランスが異なる。今シーズンは積極的な攻め上がりも見せるようになっており、すでに2ゴールを奪っている。
トレント・アレクサンダー=アーノルドだけではなく、イブラヒマ・コナテにもマドリードの息がかかっており、プレミアリーグに金銭面で勝てなくなってきたスペインのクラブは、これまでの歴史やブランド、チャンピオンズリーグでの優勝歴などを武器に、契約切れ間近の選手たちを狙い続けている。
現時点でアンフィールドを離れるわけもないオランダ代表MF。スロット監督にとっても、ずっとチームの中盤で活躍してもらいたい人材であり、新たな長期契約の締結が近く公式発表されると信じたい…
