フラム時代には15歳でトップチームデビューを飾り、16歳でリバプールに移籍したハーヴェイ・エリオット。ブラックバーンでのレンタル期間に覚醒し、ユルゲン・クロップ監督のもとで攻撃的ミッドフィルダーにコンバートされ、トップチームに定着した。
ただし、レギュラー獲得には苦戦しており、アルネ・スロット監督の就任でさらに立場は怪しくなあった。この夏にはドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが加入し、さらにプレー時間が減少することを見越して、イングランドU-21代表MFはアストン・ビラに新天地を求めた。
契約条件は、買取義務付き1年間のローン移籍。発動の条件も決して難しくないと伝えられており、来季以降もアストン・ビラに留まる可能性が高い。しかし、今回の移籍はリバプールにとって、”宝石” を手放したことになるかもしれない。
バイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーヴスは、エリオットの才能をアーセナルMFマルティン・ウーデゴールに並び立てる存在であると定義し、出番さえ得られれば凄まじい選手に変貌すると主張した。
「ハーヴェイ・エリオットは、最終的にはマルティン・ウーデゴールと同じくらい良い選手になれると思うよ。」
「技術的には素晴らしいものを持っている。言うまでもなく、リバプールには多くの選手がいるからチャンスには恵まれなかったが、中央でプレーすれば、彼はとんでもなく凄い選手になるだろうね。」
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アンフィールドではなかなか先発出場は増えなかった。右ウイングではモハメド・サラーが君臨しており、中盤ではジョーダン・ヘンダーソンやドミニク・ソボスライなどトップレベルの選手たちを前に、ベンチに座る時間も多かった。
PSR抵触の懸念から補強があまりできなかったアストン・ビラだけに、エリオットにもチャンスはあるはずだ。エバートン戦とサンダーランド戦でともに途中から出場しており、カラバオカップでは先発で出番を得た。
ウナイ・エメリ監督の戦術やチームメイトとの連携が高まれば、毎週のようにプレーできるはずで、バーミンガムの地でイングランド代表に選出されるほどのプレーヤーになれるだろうか…？