リバプール、冬の補強市場でディオマンデ獲得へ本腰!?レオーニ離脱とコナテ問題が招いた緊急事態

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リバプール、冬の補強市場でディオマンデ獲得へ本腰!?レオーニ離脱とコナテ問題が招いた緊急事態 移籍

リバプールのバックラインに、予期せぬ深刻な問題が生じている。今夏の移籍市場で獲得したイタリアの若き才能、ジョバンニ・レオーニが、待望のデビュー戦でまさかの重傷を負った。9月23日のカラバオカップ、サウサンプトン戦での出来事だった。

18歳のセンターバックは試合終盤まで堅実なパフォーマンスを披露していたが、81分に左膝を負傷。その後の精密検査で前十字靭帯断裂が判明し、アーネ・スロット監督は1年間の離脱を公表せざるを得なくなった。

海外メディア『Sky Sport』ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が『Aceodds.com』に明かした情報によれば、リバプールはスポルティングCPの20歳のセンターバック、オウスマヌ・ディオマンデを数ヶ月にわたって綿密に監視してきた。

しかし、当初の計画では冬の移籍市場での獲得は想定されていなかった。クラブはディオマンデを長期的な視点で追跡し、夏に向けて準備を進めるつもりだったのだ。だが、レオーニの長期離脱という事態を受けて、計画の前倒しを迫られる可能性が出てきている。

ディ・マルツィオは、リバプールがディオマンデを1月に獲得する確率は低いとしながらも、クラブがヨーロッパで最も興味深い選手のひとりとして高く評価していることを強調した。

一方で、リバプールにはもう一つの難題が横たわっている。イブラヒマ・コナテの契約問題だ。フランス代表DFの現契約は2026年夏までだが、延長交渉は難航を極めている。レアル・マドリードという巨大な影がちらつき、複数の報道によればコナテ本人がマドリード移籍を希望しているとも伝えられている。

トレント・アレクサンダー=アーノルドをフリー移籍で失った苦い記憶が脳裏をよぎる。もしコナテまでもが同じ道を辿れば、リバプールは2年連続で主力をマドリードに奪われることになる。

そして、夏に獲得寸前まで迫ったクリスタル・パレスのマルク・グエイ。メディカルチェックの第一段階まで進んでいたにもかかわらず、パレスが後任を確保できなかったため、デッドライン直前で交渉は破談に終わった。

しかし、スロット監督は9月の会見で「もちろん獲得は諦めていない」と明言しており、冬の市場での再挑戦の可能性が残されている。グエイ本人は移籍失敗に不満を抱いており、クラブとの契約延長を拒否する姿勢を示していることから、来年1月には状況が動く可能性がある。

ディオマンデに対するリバプールのアプローチは、クラブのスカウティング哲学を象徴している。即座の結果を求めるのではなく、選手を徹底的に観察し、ピッチ内外での振る舞いを分析する。過去にフィルジル・ファンダイクやアリソン・ベッカーを獲得した際も、同様の慎重なプロセスを経ていた。

コートジボワール代表としてもすでに存在感を示すディオマンデは、現代サッカーが求めるセンターバック像そのもの。190センチの長身でありながら、足元の技術は洗練されており、ビルドアップ能力に優れている。

スポルティングCPでは主力として君臨し、ポルトガルリーグでその能力を証明してきた。ディ・マルツィオがヨーロッパ屈指の若手として評価するのも頷ける。リバプールだけでなく、複数のビッグクラブが彼の獲得を狙っていることは公然の秘密だ。

ただし、ディ・マルツィオが指摘するように、リバプールが求めているのは即戦力。プレミアリーグとチャンピオンズリーグという二つの最高峰の舞台で、即座に結果を残せる選手。ディオマンデはまだ20歳であり、ポルトガルリーグとイングランドのトップリーグでは求められるものが根本的に異なる。プレミアリーグの激しさ、スピード、フィジカルコンタクトの強度。それらに適応するには時間が必要だとクラブは判断しているのだろう。

だが、レオーニの離脱という不測の事態が、この慎重な計画を狂わせる可能性がある。現在のリバプールは、ファンダイク、コナテ、ジョー・ゴメスの3人しかセンターバックを抱えていない。

ゴメスは右サイドバックとしても起用される多機能性を持つが、怪我のリスクを考えれば、3人だけでシーズンを乗り切るのは極めて危険。もしコナテやファン・ダイクが長期離脱するような事態になれば、チームは壊滅的な打撃を受ける。

リバプールは今、難しい選択を迫られている。ディオマンデを1月に獲得し、時間をかけて適応させるのか。それとも、より経験豊富な即戦力を求めて他の選手に目を向けるのか。ディ・マルツィオの言葉を借りれば、リバプールは「数ヶ月にわたって選手を監視し、あらゆる角度から評価する」クラブ。その慎重さが裏目に出る可能性もあれば、長期的には正しい判断となる可能性もある。

とはいえ、リバプールの最優先ターゲットは、プレミアリーグやイングランド代表での経験も豊富で、最終ラインを率いるだけのリーダーシップも兼ね備えるグエイであることは揺るがない。

最近は他にもボルシア・ドルトムントDFニコ・シュロッターベックらの名前がも噂に上がっているものの、ファンダイクの後継者という大役を任せられる選手は限られており、グエイは数少ない可能性のあるセンターバックだ。

最終ラインだけの問題ではないが、簡単に失点するシーンも増えている今シーズンにおいて、センターバック問題も抱えるリバプールは、この冬に新たなセンターバックを獲得するのか…そして、それがディオマンデになるのだろうか…?

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