スケジュールも折り返したプレミアリーグにおいて、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズは圧倒的な最下位に沈んでいる。ウェストハム戦で待望の初勝利を挙げ、後半戦に向かってギアを上げつつある。
そんなモリニュー・スタジアムでひとつの希望が存在する。弱冠18歳の若きポルトガル人FWマテウス・マネは期待感のあるパフォーマンスを継続している。まだまだ国内リーグでは10試合の出場に留まっているが、徐々にスタメンの数が増えている。
チームに欠かせないアタッカーになりつつあるイングランドU-18代表のウィンガーに対して、イングランドの数々のクラブが関心を示している。英『TEAMtalk』によれば、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、そしてリバプールと4つのメガクラブが、この10代のアタッカーを掌中に収めようと水面下で動いているようだ。
すでに各クラブからの打診がウルブスのオフィスに届いているようだが、ミッドランズのクラブが返す答えは「NO」の一点張り。彼らにとってマネは、移籍金という数字に換算できる資産ではない。プレミアリーグ残留という至上命題をクリアするための、替えの利かない選手のひとりと言える。
リバプールにとって、ウイングのポジションは補強が必要な場所だ。エジプト代表FWモハメド・サラーが年齢による衰えは拭えず、サウジアラビアが熱視線を送る中、後継者確保は難題であり、なんとしても乗り越えなければならない課題。
さらに、オランダ代表FWコーディ・ガクポのライバル不在も解決しなければならない。17歳FWリオ・ングモハの経験値はまだまだ不足しており、アルネ・スロット監督の信頼を得ているとは言い難い。また、フェデリコ・キエーザの立場も危うい。
ウィンガーの枚数確保を狙うリバプールの貴重なオプションになり得る。プレミアリーグで経験を積んでいるのも大きなメリットとして働く。イングランドサッカーへの適応は問題なく、レギュラーを争いひとりに抜擢されても不思議はない。
とはいえ、まだまだ経験値は足りない。センターフォワードでもプレーできるのは嬉しい悲鳴だが、アレクサンデル・イサクやウーゴ・エキティケがいる環境ではピッチでのプレー時間はほとんど与えれず、サイドが中心となる。
ただし、ングモハが在籍していること、サラーの後継者として新たなウィンガーが2026年には加わるであろうことを考慮すると、獲得の可能性は低い。将来に向けた補強であれば考えうるが、熾烈な争奪戦は移籍金を吊り上げる要素になり、18歳の未完の大器にどこまで値札が付くかが鍵になるかもしれない。
はたして、リバプールや他のプレミアリーグ勢は、プレミアリーグで低迷するウルブスからマネを引き抜くのだろうか…?
