欧州の移籍市場は、常に予測不能な熱狂を伴い、突如として燃え上がる。その中心に今、ルーニー・バルドグジの名が浮かび上がった。リバプールがバルセロナに所属する若きスウェーデン人ウィンガーに対し、5000万ユーロもの巨額オファーを準備していると、スペイン紙『Fichajes』が報じた。
ユルゲン・クロップ時代からエースとして君臨するモハメド・サラーだが、すでに33歳になっており、今シーズンはアルネ・スロット監督の起用方法に不満をメディアにぶちまけるなど関係値は決して良好とは言えず、ふたたびサウジアラビアから強烈な関心が届いている。
2027年6月まで契約を全うするかどうか不透明な中、エジプシャン・キングの後継者を狙う動きは当たり前。バルドグジはイングランドサッカーの要求するペースで成功するために必要な、直接的な突破力とゴールへの嗅覚を備えており、面白いオプションになり得る。
右サイドを切り崩し、狭いスペースでの連携プレーを可能にする彼のプレースタイルは、リバプールの攻撃に新たな次元をもたらす可能性がある。ただし、プレー時間は潤沢ではなく、即戦力になることはなさそうだ。
ラミン・ヤマルというクラブの至宝が台頭する中で、バルドグジが絶対的なスターとなる余地は限られている。バルセロナではほとんどが途中からの投入であり、サラーの後任はプレッシャーが重すぎる。
バルセロナがバルドグジを獲得した際の移籍金はわずか200万ユーロであったと同紙が伝えており、5000万ユーロでの売却は、クラブの財政に大きな変革をもたらし、野心と同じくらい柔軟性が求められる現代において、カタルーニャのクラブが無視できない数字となる。
残念ながらリバプールが求める水準をクリアしているとは考えにくく、スタメンの座を確保できていない選手に対して大金を投じるのはリスクしかない。まずはスペインの地で結果を出すことが最前線で、スペインを代表するアタッカーになるのが必要だろう。
いずれにしても、リバプールが獲得に乗り出す話は完全なる噂として捉えるべき。スカウトチームが視界に入れている可能性はあるが、さらなる成長なくしてアンフィールドでのプレーは非現実的なストーリーでしかない…
