マンチェスター・シティの動きは早かった。昨夏の移籍市場において、リバプール加入が直前まで迫っていたイングランド代表DFマルク・グエイがライバルに加入してしまい、トップターゲットを失った。
プレミアリーグでの実績だけではなく、国際舞台での経験も豊富。さらにホームグロウン枠も埋められ、リーダーシップもある理想的なセンターバックだが、リバプールは高額な給与を支払うことを拒否し、グエイをアンフィールドに連れてくることは叶わなかった。
そして、注目なのが、誰がフィルジル・ファンダイクの後継者となり、イブラヒマ・コナテの代役になり得るのか。これまでも主にイタリアメディアを中心に報じられてきたインテル・ミラノDFアレッサンドロ・バストーニがふたたび候補として浮上してきた。
英『TeamTalk』が報じたところによれば、リバプールはグエイの代替案として、インテル・ミラノの守備の要であるを最優先ターゲットに据え、すでに綿密なモニタリングを開始しているようだ。また選手自身も新たな挑戦、とりわけプレミアリーグへの移籍に対して開かれた姿勢を見せている。
アルネ・スロット監督が指揮を執る現在のリバプールにおいて、左利きのセンターバックの確保は、戦術的なパズルを完成させるための最後のピースになり得る。世界でも希少なビルドアップに長けた左利きのセンターバックは、オランダ人指揮官の要求にも合致する。
左サイドからの攻撃の起点を作り出し、チーム全体のポゼッションの質を劇的に向上させる。インテル側は、クラブの財政状況を鑑み、2028年まで契約を残す同選手に対して7500万ユーロから8000万ユーロという巨額の移籍金を設定しているのが、障壁になる可能性が高い。
イタリア代表としても活躍をしてきた26歳のセンターバックだけに、プレミアリーグで自らの力を試したいのは当然の判断と言える。また、19歳DFジョヴァンニ・レオーニの同郷ということもあり、精神的にも若手を支えられるかもしれない。
今シーズンの公式戦ですでに72回のタックルと56回のインターセプトを記録しており、対人守備の強さと危機察知能力の高さは折り紙付き。歴史のあるクラブでレギュラーを任されており、戦術に長けるリーグで長年プレーしてきた理解力も重要な要素となる。
現時点では、リバプールが本気で獲得に動き出す可能性は低そうだが、最終ラインの補強は待ったなしだけに、誰をチームに迎え入れるか注目し続けたい…
