ドイツが世界に誇るダイナモ、31歳MFレオン・ゴレツカの去就が注目を集めている。現行契約が今シーズン終了までにも関わらず、所属するバイエルン・ミュンヘンとの新契約更新の匂いはせず、 2018年からプレーするクラブを離れることが内定している。
シャルケで頭角を表し、2018年の夏にドイツ王者に加入すると、鍛え上げたフィジカルや豊富な運動量でピッチ全体をカバー。これまで292試合で47ゴール48アシストを奪ってきたベテランMFだが、次なる挑戦の場所はプレミアリーグかもしれない。
英『TEAMtalk』の最新の報道によると、ゴレツカの代理人は、このわずか6週間の間にイングランドのトップクラブに対し、驚くべき熱量で接触を図っているようだ。リバプールのみならず、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ニューカッスル・ユナイテッドが打診したクラブとして報じられている。
長期的なプランとしては考えにくいが、ブンデスリーガや国際舞台で培った経験は捨てがたい。ドイツ代表でも通算67試合でピッチに立っており、年齢こそ気になるが、まだまだプレミアリーグで暴れられる可能性はある。
特にアーセナルは、冬の移籍市場の締切日にバイエルン・ミュンヘンへ直接連絡を入れ、この31歳のドイツ代表選手の獲得可能性を打診したと言われる。中盤の構成力と得点力を同時に引き上げたいミケル・アルテタ監督にとって、ゴレツカという駒は打ってつけな人材だった。
一方、リバプールもまた、中盤の層を厚くし、過酷な国内リーグやチャンピオンズリーグを勝ち抜く体力をつけたいところ。中盤でのボール奪取から瞬時にゴール前へ顔を出すプレースタイルは、伝統的に求めるダイナミズムを完璧に補完する。
移籍金なしで獲得できる点も魅力的で、昨夏に大金を投じ、この夏にもモハメド・サラーやフィルジル・ファンダイクらの後継者を求めるアルネ・スロット監督にとって、中盤補強にあまりお金をかけずに強化できれば嬉しい話だろう。
また、最近ではより大舞台での出番を求めるカーティス・ジョーンズとの契約延長の可能性が低いことが取り沙汰されている。契約が2027年6月までとなっており、高値で売り抜くためにはこの夏に売却に踏み切らなければならない。
とはいえ、31歳という年齢はネガティブに映る。これからの新時代を作っている最中のリバプールにとって、全盛期を過ぎたミッドフィルダーを獲得するよりも、10代で将来有望な若手選手を育てる方がよほど良い。
他のクラブも年齢はネックになることは間違いなく、代理人による強烈な売り込みにも関わらず、イングランドの強豪クラブが積極的に獲得に乗り出すとは思えない。はたして、リバプール含め、プレミア勢がゴレツカ確保に本腰を入れる未来はあるのだろうか…?
