かつてアンフィールドの右サイドを支配し、リバプールの黄金期を築き上げたセネガル代表の英雄、サディオ・マネ。その偉大な名前を継承するかのような18歳の若武者が、今まさにリバプールの次なる歴史の扉を叩こうとしている。
英『DaveOCKOP』が報じた内容によると、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに所属するマテウス・マネの代理人が、リバプールのAXAトレーニングセンターを訪れたようだ。他の複数クラブとも接触しており、現時点では何も具体的な動きは見られないとも伝えている。
現在のウルブズは、まさに崩壊の危機に瀕している。今季のプレミアリーグ26合を消化して勝ち点は10にすら届かず、最下位という絶望の淵に立たされている。ここから劇的に成績が変化しなければ、チャンピオンシップへの降格は時間の問題。
ファンが悲鳴を上げ、チーム全体が自信を喪失する中で、唯一の希望として眩い光を放ち続けているのがマテウス・マネ。18歳という若さながら、ピッチ上で誰よりも力強く、そして知的に振る舞う。
18歳3ヶ月19日という若さで記録したクラブ史上最年少ゴールは、彼がトップレベルで即座に結果を残せる天賦の才を備えている事実を世界に知らしめた。ピッチ全体を支配する圧倒的なエネルギーと、相手守備陣を恐怖に陥れるアスリート能力が魅力的。
中央の攻撃的ミッドフィールダーを主戦場としながら、時にはセンターフォワードとしても機能する多才さは、アルネ・スロット監督が求める柔軟な戦術眼に合致。低迷するウルヴァーハンプトンにおいて1月と2月の2ヶ月連続でクラブ月間最優秀選手賞を受賞しており、その一貫したパフォーマンスは、ッグクラブのスカウトたちを釘付けにしている。
リバプールがマネ獲得に執念を燃やす背景には、ピッチ上の戦術的ニーズだけでなく、クラブの根幹を揺るがす登録枠の問題が横たわっている。アカデミー出身の生え抜き選手やイングランド人選手の層が薄くなっており、プレミアリーグや欧州カップ戦で義務付けられるホームグロウン枠の確保に苦慮している。
カーティス・ジョーンズにはニューカッスル・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーからの関心が絶えず、イングランドU-18代表としての資格を持つマネの存在は、レギュラーにならずともチームに加えたい要素となっている。
現状ではどの位置で使うのかは明確ではないが、フロリアン・ヴィルツの控えとして、または刷新が迫られるウィンガーの後継者として、そして将来に向けた投資としても良いオプションになり得る。
いずれにしても、他のメガクラブとの競合は必須で、争奪戦を勝ち抜く必要がある。はたして、リバプールはマネ獲得に本腰を入れ、ウルブスの説得にとりかかることになるのだろうか…?
