2015年の加入から数えて11シーズン目。現在のリバプールにおいて最古参となった28歳DFジョー・ゴメスを取り巻く環境は、かつてないほど激しく波打っている。フィルジル・ファンダイクとイブラヒマ・コナテが絶対的なレギュラーに君臨する中、功労者である背番号2の序列は確実な変化に晒されている。
センターバックとしてのゴメスの立場は危うく、昨夏の移籍市場においてはイングランド代表DFマルク・グエイ獲得に成功していた場合にはACミラン移籍が濃厚と報じられており、アルネ・スロット監督からの信頼が高いとは言い難い。
チャールトンからアンフィールドに活躍の場を移したゴメスは、両サイドバックとして印象的なパフォーマンスを披露する一方、負傷との戦いでもあった。今シーズンも途中負傷で離脱しており、安定してシーズンを通して活躍するのが困難になっている。
コナー・ブラッドリーやジェレミー・フリンポンが離脱し、右サイドバックが瀕死の状態にも関わらず、ゴメスではなく、ドミニク・ソボスライやカーティス・ジョーンズらが先発で起用されていることも、チーム内での序列は手に取るように明らか。
海外メディア『Caught Offside』によると、ACミランとバイエルン・ミュンヘンが28歳のセンターバックに熱視線を送っており、獲得に向けて具体的な調査を開始しているという。今夏の移籍市場でマージーサイドを離れる可能性が極めて濃厚になっており、ACミランが争奪戦をリードしているようだ。
リバプールとの契約を2027年6月まで残しているものの、十分な出場機会を求める選手本人の意向をクラブ側も尊重する構えを見せており、適切なオファーが届けば交渉は一気に加速する見通しだ。
複数の役割を最高水準でこなせる戦術的な適応力の高さにある。これまでのキャリアで培った危機察知能力に加え、対人守備における圧倒的なリカバリースピードは、ハイラインを維持する現代的なチームにとって最大の魅力となる。
ACミランは特に、イングランド人の新たなキャリアの場所となっている。フィカヨ・トモリやルーベン・ロフタス=チークらがプレミアリーグから移籍し、ふたたび輝きを取り戻している。インテンシティも比較的低く、負傷の多いゴメスにとっても理想的な環境になり得る。
バイエルン・ミュンヘンも右サイドバックやセンターバックの強化を狙っているものの、選手の特性や負傷履歴を踏まえれば、アンフィールドを離れることになれば、イタリア行きが選手にとっても優先すべき行き先になるだろう。
長らくリバプールの最終ラインを支え続けてきたジョー・ゴメスがアンフィールドを離れる日が近づいているのかもしれない…
