昨年末にリバプールと契約し、2020年1月1日から正式にリバプールの一員となった南野拓実。1月5日FAカップ、エバートン戦ではセンターフォワードの役割で先発出場を果たし、日本メディアの報道は過熱する一方である。
そもそも南野獲得に踏み切る決断をしたのは、チャンピオンズリーグでの活躍が大きい。RBザルツブルグのメンバーとしてアンフィールドに乗り込み、反撃の狼煙となるゴールを決めつつも、中盤でリバプールディフェンスを混乱に陥れる動きを繰り返し、最も目立った活躍を見せた。
世界No.1にも輝いたクラブからの関心はほんとに幸運なこととしながらも、正直驚いたと吐露した。
「(獲得オファーについて)ほんと驚いた。でも、チャンピオンズリーグで2度対戦して、ユルゲン・クロップとも直接会話できて、よりチャレンジしたい意欲が湧いてきた。アンフィールドでゴールを決められたことは明らかに自信に繋がったし、雰囲気も素敵で、もっとここで試合をしたいという思いが強くなった。」
加入からまだ2週間程度しか経っていないものの、すでにイングランドでの生活やクラブに慣れているようだ。「監督やスタッフ、チームメイト…クラブに関わる人々すべてがフットボールに集中するための環境を作ってくれている」と語り、感謝を示している。
また初日のトレーニング後にクロップからかけられた言葉も助けになっている。
「ザルツブルグでプレーした頃のように、南野らしいプレーに集中してもらって構わない。しっかりと楽しんで!」
今後は戦術やチームメイトとの連携強化など取り組むべき課題は多いが、辛抱強くひとつひとつクリアし、主力になって活躍してくれると信じている。