冬の移籍市場が閉幕し、各クラブが来シーズンを見据えた戦略を練り直す中、リバプールは中盤の再編に取り組むかもしれない。カーティス・ジョーンズがチーム内での序列に不満を抱き、遠藤航もアルネ・スロット監督の信頼を得ているとは言い難い状況が続く。
ドミニク・ソボスライにはレアル・マドリードの魔の手が迫っているとも報じられており、長期的な視点に立ったミッドフィルダー陣の人員計画は避けられない。そこに浮上したが、ユルゲン・クロップ時代に関心を示していたとされ、現在はユベントスに所属するフランス代表MFケフラン・テュラムだ。
海外メディア『CaughtOffside』によれば、リバプールはマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルと共に、24歳のミッドフィルダーをスカウティングしており、今夏の獲得に向けて本格的な調査を進めているようだ。
選手として脂が乗り始める年齢に差し掛かったテュラムは、イタリアに渡ってから驚異的な成長を遂げ、今や欧州でも指折りのボックス・トゥ・ボックス・ミッドフィルダーとしての評価を固めている。
ユベントス側は公にはテュラムを長期的なプロジェクトの核心であると主張。今シーズン、公式戦ですでに35試合に出場しているという実績を残しており、6500万ユーロから7500万ユーロの評価額を下しているとされる。
リバプールは一方、優れた身体能力とボール奪取能力を高く評価しており、4500万ユーロにボーナスを加えたパッケージを検討している可能性を示唆しており、プレミアリーグのライバルチームを出し抜く算段を立てているという。
激しいインテンシティが求められるプレミアリーグの天王山において、中盤の底でフィルター役となり、かつ自らボールを運んで攻撃のスイッチを入れることができるダイナモの存在は不可欠で、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの負担軽減も想定される。
190センチを超える長身でありながら、足元の技術が極めて高く、密集地帯を力強いドリブルで突破する推進力を持っており、フラーフェンベルフの控えだけではなく、ポジションを争うライバルとして期待される。
他方、マンチェスター・ユナイテッドはカゼミーロの後継者としてテュラムをリストの最上位に据えており、中盤の再構築を急いでいる。また、アーセナルのリクルート部門も彼の技術的な質とハイテンポなシステムへの適応力を高く評価しており、水面下での動きを強めている。
現時点でリバプールにとって、中盤の再設計は優先順位が低いことを考えれば、ジョーンズらの去就に動きがない限りは移籍市場に乗り出す機会はやってこないだろう。とはいえ、過去に強い興味が噂されていただけに、ふたたびフランス代表MFに視線を向けても不思議はない…
