アルネ・スロット体制となって2シーズン目、チームは洗練されたポゼッションと電撃的なトランジションを融合させた独自のスタイルへの移行に手こずっており、プレミアリーグ優勝争いからは撤退したものの、チャンピオンズリーグ出場権を得るための熾烈な戦いを繰り広げている。
ライアン・フラーフェンベルフやアレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、フロリアン・ヴィルツら擁するミッドフィルダー陣は世界を見渡してもトップレベル。だが、カーティス・ジョーンズや遠藤航の去就が不透明な中、リバプールの強化部は、数年後にアンフィールドの屋台骨を支えるべき新たな才能に視線を向けている。
海外メディア『TEAMtalk』が報じた最新の情報によれば、リバプールはオランダの名門アヤックスで急成長を遂げている18歳MFショーン・ストゥールの動向を追い続けており、イングランドの舞台でも輝けるか詳細な調査を継続しているようだ。
ストゥールのプレースタイルは、アヤックスのアカデミーで長年培ってきた技術的側面と、現代フットボールが求める機動力の融合。18歳という年齢は関係ないと言わんばかりに、パス成功率は常に高い水準を維持し、中盤の密集地帯を無力化するターンや、相手守備陣の急所を突く縦パスの精度は、エールディヴィジでもトップクラスの評価を得ている。
ピッチ全体を俯瞰するその卓越したビジョンは魅力的で、試合の流れを読み解き、適切なタイミングで攻撃のテンポを上げる。ストゥールのフィジカルコンディションと、ピッチ上での献身性は、スロット監督が求める高い要求水準を満たすこと間違いなし。
とはいえ、アヤックス側が容易に未来の大器を手放すわけもなく、今夏の市場で放出する意思は全くないという姿勢を鮮明にしている。選手本人もクラブとの契約延長に前向きな姿勢を見せており、2030年までという異例の長期が待ち受けている。
リバプールの中盤には、若きトレイ・ナイオニのように順調に成長を遂げている才能も控えている。アカデミーの才能も含めて、こうした内部の競争をさらに活性化させ、チーム全体のレベルを底上げする効果をもたらすかもしれない。
現時点ではリバプールが即戦力ではない18歳のミッドフィルダー強奪を試みるとは思えないが、将来に向けた投資という名目では十分にあり得る話だ。はたして、レッズは人材育成の雄、アヤックスから10代のミッドフィルダーをアンフィールドに連れてくるのだろうか…?
