アルジェリアにルーツを持ち、フランス代表でも1試合に出場した経験があるオリンピック・リヨンMFフセム・アワール。マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパー、アーセナルなどプレミアリーグの強豪クラブがこぞって獲得を狙っている。
リーグ・アンで通算127試合23ゴール19アシストを記録しており、昨シーズンも30試合7ゴール3アシストとチームの主軸を担っている。卓越したボール扱いに加えて、非凡なパスセンスで攻撃を組み立てる。ゴール前でも冷静さを欠かず、中盤でも前の方で実力が発揮できるタイプの選手だ。
『Le10Sport』によると、移籍金2200万ポンド(約30億円)とも言われる同選手の獲得について、リバプール移籍がもっとも可能性が高くなっているとのこと。元々は5000万ポンド(約70億円)が必要にも思われたが、緊迫する財政状況が移籍金の値下げにも応じるようだ。
リバプールはジョルジニオ・ワイナルドゥムの代役を探しており、最低でもミッドフィルダーを1名獲得すると伝えられている。候補者には数々のプレーヤーが挙げられているものの、依然として交渉は前進していない。
攻撃面でも強さを発揮したオランダ代表MFの代わりとして、フロントスリーと中盤を結ぶ役割を全うしてくれるはず。ただし、ディフェンス面での弱さは適正を疑わざるを得ない。強靭なフィジカルと豊富な運動量で相手の攻撃を遅らせる能力は、リヨンMFには備わっていない。
具体的に交渉が進んでいるかは不透明。ただし、人気銘柄に変わりはない同選手だけに、もし獲得をしたいのであれば早々に動かなければいけない。はたして、フセム・アワールを射止めるクラブはどこになるのだろうか…?