ジョルジニオ・ワイナルドゥム退団に加え、ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーが年齢を重ねており、負傷の回数が増えつつある。中盤の枚数こそ揃っているが、守備的ミッドフィルダーを任せられる選手がファビーニョだけと心許ない。
『Inter Live』によれば、リバプールは契約満了が近づくインテル・ミラノMFマルセロ・ブロゾヴィッチを獲得リストに加えており、フリートランスファーでの補強を目指している。現行契約は2022年6月までとなっており、来年1月以降はクラブ合意なしで交渉を行える。
2016年にディナモ・ザグレブからセリエAに活躍の場を移したクロアチア代表MFは、244試合25ゴール32アシストを記録。昨シーズンも33試合に出場し、センターバック陣の前でフィルター役を担う一方で、高いパスセンスで攻撃にリズムをもたらす。
ユベントスの連覇を阻止し、アントニオ・コンテ監督の下でセリエA制覇を成し遂げた同選手は、今シーズンも2戦連続で先発しており、主軸として活躍を続ける。
マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパー、ユベントスらも獲得に興味を示していると言われるが、中でもリバプールが最も本気度が高いようだ。ひとりでアンカーを務められる人材は、理想的な選手であることに間違いない。
所属するインテルは契約延長を望んでいると言われており、合意を目指している。しかし、まだ契約更新には至っておらず、リバプールはより高い給与を提示することで、イングランド移籍に向けて誘惑したい。
インテル・ミラノは500万ユーロ(約6億5000万円)で新契約の準備を進めているが、リバプールは200万ユーロ上乗せした700万ユーロ(約9億1000万円)まで出す用意している。2022年1月までにクラブと契約を結ばなければ交渉に乗り出せるため、選手の動向を注意深く見守っている。
イタリアを代表する守備的ミッドフィルダーは、プレミアリーグでの新たなチャレンジに挑む日が来るのだろうか…?