かつてマンチェスター・ユナイテッドで元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチとのコンビネーションで世界でも屈指のセンターバックラインを形成した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド。
経済難に苦しんだリーズ・ユナイテッドから加入すると、プレミアリーグを6度に渡り制覇。リーグカップも3回優勝に導く一方で、チャンピオンズリーグ制覇も成し遂げた。イングランド代表でも81試合に出場したディフェンダーは、世代を代表するセンターバックとして君臨していた。
『Vibe with Five』にて言及した元マンチェスター・ユナイテッドは、ラヒーム・スターリングの現状が好ましくないと認めた上で、現役時代のライバルチームであるリヴァプールに驚きの提案を行った。
「彼がチームから外されたのは、自信を失っているからだ。」
「これまで活躍してきたし、ゴールやチャンスも作ってきた。」
「何年もの間、ゴールが必要な時に頼れる選手だったけど、突然、彷徨い始めている。ただただ困惑しているし、理由も分からない。」
「ただし、これはジョゼップ・グアルディオラ監督の問題。大抵のことで正しい選択をするが、今回のスターリングの件では…」
「もし私がリヴァプールなら、明日にでもスターリングを買うね。」
イングランド代表ではチームを率いるガレス・サウスゲート監督から絶大なる信頼を寄せられる同選手は、トッテナム・ホットスパーFWハリー・ケインと抜群の攻撃センスを発揮し、今夏のEURO2020でも同国代表を決勝戦へと導いた。
しかし、クラブでは事情は異なる。フィル・フォーデンの台頭やジャック・グリーリッシュの加入、ガブリエウ・ジェズスの復調など複数の要員が重なり合い、2019/20シーズンにリーグ戦で記録した20ゴールをピークに、数字は下降線を辿っている。
昨シーズンはプレミアリーグで10ゴールと前年度の半分に沈み、今季は5試合に出場しているものの、うち3試合は途中出場。以前はクラブ内でも絶対的な存在であったが、現在はあくまでチームの一員に序列が下がってしまった。
ベンチに座ることも多くなったマンチェスター・シティFWには、財政難に直面するバルセロナが関心を示していると言われる。クラブで満足のいく扱いを受けていない現実から、選手にとっての古巣であるリヴァプールが早く行動に移すべきだとの主張に至った模様だ。
いまでも大ブーイングを受けるほどに、マンチェスター・シティへの移籍の際に遺恨を残しているだけに、アンフィールド帰還は想像に難しい。それでも、点も取れるウインガーはまさに求めているフォワード像であり、妄想する材料には打ってつけだろう…