1200万ユーロ(約15.6億円)でサンパウロからアヤックスに加入した元ブラジルU-23代表FWダビド・ネレス。巧みなテクニックと鋭いドリブルで相手の守備陣を切り裂き、チャンスを作り出せるウインガーには多くのクラブから関心が届いてる。
2018/19シーズンにはベスト4と躍進したアヤックスの原動力のひとりとなり、一気に知名度を高めたブラジル代表FWには、リヴァプールやセビージャ、アトレティコ・マドリードらが選手の動向を追っていると、『AS』が報じている。
2023年まで契約を残す同選手だが、近年は序列が下がり気味になっている。昨シーズンはリーグ戦25試合に出場したものの、うち15試合は途中出場。今季も7節を終えた時点で、スタメンはわずか1試合とステフェン・ベルハイスやアントニーに後塵を拝している。
オランダでは166試合45ゴール40アシストを記録しており、実力はすでに証明済み。両ウイングでプレー可能で、ドリブル突破だけに頼らず、周りを活かしたプレーにも適応できる。純然たるウインガーを好まないリヴァプールにおいて、うまくマッチできる確率は高い。
ブラジル人選手も多く、クラブに馴染むことは問題ない。現時点ではハーヴェイ・エリオットの長期離脱に伴い、バックアップとしては南野拓実やディボク・オリギのみ。豊富な陣容とは言い切れず、ダビド・ネレスは新たなオプションになり得るかもしれない。
狙っていると言われるアダマ・トラオレ(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ)やイスマイラ・サール(ワトフォード)に比べると安価での獲得が望め、財務バランスの悪化に苦しむリヴァプールにとってもお財布に優しい補強になるだろう。
年齢もまだ24歳と若く、フロントスリーの後釜を担えるだけのポテンシャルを有している。前線強化を目指す中、誰を獲得することになるのか注目が集まる…